南砺市(なんとし)

「転んだら、どう起きる?」 俳優の宇梶剛士さんが講演

平成29年度第1回南砺市民大学講演会 井波総合文化センターに約230人

「転んだら、どう起きる?」 俳優の宇梶剛士さんが講演の画像
俳優 宇梶剛士さんによる講演

 5月27日(土)、井波総合文化センターで平成29年度第1回南砺市民大学講演会が開催され、俳優の宇梶剛士さんを講師に招いた「転んだら、どう起きる」と題された講演に約230人が興味深く耳を傾けました。

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約230人が熱心に耳を傾けました

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低く優しい良く通る声で語りかけるように

「転んだら、どう起きる?」 俳優の宇梶剛士さんが講演の画像
演題は「転んだら、どう起きる?」

 月に数えるほどしか帰宅しない多忙な父と、アイヌ出身で若い頃から熱心な差別・人権問題に没頭し活動していた母のもとで思春期を過ごした宇梶さん。中学1年生の冬に家を飛び出し、新聞配達等のアルバイトをしながら従兄弟の部屋を間借りして自活。一時は高校に進学せず就職することを望むも、周囲の説得により高校に進学し、唯一の夢とも言える野球に没頭するようになります。苛烈な先輩のシゴキに耐える中、ある事件をきっかけに、野球がしたくてもできない環境に追い込まれてしまいます。悔しさ、情けなさ、大人への怒り、自身の境遇への諦観から荒れた日々を送る中、いつしか暴走族総長となり、事件に巻き込まれて少年院に収監。そこで自身の足元を見直し「不良で天下を獲っても何も残らない、何も変わらない、将来が見えない」と気づき、一からやり直す決心を固めます。母親に勉強のための参考書を少年院に送るよう依頼した際に一緒に届けられたチャップリンの自伝。そこに記された壮絶な人生や家族環境に自身の境遇を重ねた宇梶さん。読了後、猛烈な恥ずかしさと悔しさ、整理のつかない思いに号泣。さらに「オレも俳優になる!」と思い立ちます。少年院担任の協力や理解のもと高校を再受験し見事合格。出所後、母のツテを頼りに芸能事務所の門を叩き、行儀見習を兼ねてにしきのあきらさんの付き人になります。そんな中「親父」と慕う故菅原文太さんとの運命的な出会いを経て弟子入り。さらに美輪明宏さんとも出会い「暗い人生を歩んできたわね。あなたは闇夜のカラス。俳優は光の下でやる仕事、光の下であなたの黒さは強く引き立つ。これからは美しいものを見続けなさい」とアドバイスを受けます。さらに美輪さんに紹介された渡辺えりさんの下で役者修行を行い、今日の名バイプレイヤーとしての地位を築く契機となります。
 講演中、宇梶さんは「イジメやシゴキを受け入れることは『あってはならない事の日常化』であり、恐ろしいところに追い込まれているということ」と警鐘をならし、「生きるということは自分の人生の主役をはること。だれかを憎んだり、羨んだりすることは主役の座を明け渡すことになる。憎しみや妬み、恨みを追いやって、あたたかく柔らかな生命で、人と関わっていってください」と呼び掛けました。

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