南砺市(なんとし)

東京大学生産技術研究所による地域情報のデータ化と活用に関する報告会

市内で実施した「南砺まるごとマッピング」プロジェクト研究合宿の成果を発表

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地域情報のデータ化と活用に関する報告会

 8月25日(金)、情報技術と社会基盤学(土木工学)を融合させた分野で研究活動を行っている東京大学生産技術研究所・関本研究室の関本義秀准教授と同研究室の学生、研究員の皆さん14名が、23日(水)から利賀地域を中心に地域情報のデータ化と活用に関する実験を目的に行ってきた研究合宿における成果を市関係者に報告しました。

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10個のプロジェクトについて順に成果報告

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短時間でまとめた成果に光るアイデア

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地方創生推進課の柴課長から講評と感謝の言葉

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特任講師がデータ活用の可能性に期待を込めて総括

 地域に関する様々な情報を収集・分析し、そこに暮らす人々の生活の改善や地域課題の解決に活かすための研究活動を行っている東京大学生産技術研究所・関本研究室が「南砺市における地域情報データ化合宿〜南砺市まつごとマッピング〜」と題して実施する今回のプロジェクトは、同研究室が有する地図化・モニタリング技術を駆使して地域の情報を取得し、「地域の情報をまるごとデータ化してオープンに!」することをテーマとし、「人の流れ」「IoT」「道路モニタリング」などのキーワードのもと、地域へ還元することを企図しています。

 23日(水)の利賀地域でのインプットセミナー&現地視察を皮切りに、24日(木)にはデータ取得実験やマルチリンガル広報制作調査、そして本日25日(金)の午前中にはデータ解析を行い、とりまとめた研究成果を報告。学生が取り組むプロジェクトは、スマートフォン画像による道路上の損傷検出、利賀ダム展望台からの移動物体検知、GPSデータによる人の流れの可視化、GPSデータを用いた地域圏域の分析、公共講通インフラデータの評価〜市営バスデータのGTFSによる見える化、地域の特徴量と類似地域検索、市内3D地図作成〜南砺市まるごと見える化、行政データ整備評価〜南砺市のオープンデータの今とこれから、井波地域のフィールドワークをとおした観光情報の多言語発信〜南砺の魅力を世界へ、などの10項目にもわたるもので、短期間ながら優れた知見と先進的な技術力、さらに柔軟な発想力から導かれるワクワクするような研究成果が次々と発表されました。

 報告を受けて市長政策部地方創生推進課の柴課長は「まずは皆さんが富山県南砺市のさらに山奥にある利賀地域にお越しになり地域課題の解決に向けた研究に取り組んでくださったことに感謝します。本日の成果を活かしていけるよう取り組むとともに、今後も南砺に足を運び知恵を貸してもらえたら嬉しい」と述べ、東京大学空間情報科学研究センターの瀬戸寿一特任講師がオープンデータなどの公共的なデータやオープンストリートマップなど草の根運動的なデータ活用の事例とその可能性に触れ「多様な人々が、多様な参加方法でデータを使いたい、作りたいと思える社会に」と結びました。

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