市長定例記者会見
11月14日(火)、福野庁舎で田中市長が定例記者会見を行い、台風21号被害状況、なんと・わがまま!移住体験ツアー、シェアリングシティの認定、多彩南砺ウィーク2017開催状況、南砺市「イクボス宣言」事業所の募集状況について説明。さらにコーポレートフェローシップ制度の活用による民間人材の受入について発表しました。
シェアリングシティ認定証
質疑応答に応じる田中市長
コーポレートフェローシップ制度で市に派遣された富士通(株)の江波龍一氏
<記者会見要旨>
◎市内の台風21号被害状況について
10月22日から23日にかけての台風21号に係る市内の被害状況
・市道災害 2億7,790万円
・農業施設 6,295万円
・林道災害 1億8,140万円
計 5億2,225万円
◎なんと・わがまま!移住体験ツアーについて
【目的】
移住希望者の個々のニーズに対応し、移住体験ハウスなどを活用して個別に市内を案内する「なんと・わがまま!移住体験ツアー」を通年で開催する。
移住体験がしやすくなり、きめ細かな対応で個別の事情にあった移住・定住につなげる。
定住・移住施策の一環として民間事業者への委託で実施する。
【概要】
▽日時
希望者の申し込みにあわせて随時開催
▽内容
田舎暮らしミニ体験、
しごと相談、住居紹介、
子育て環境等相談、
地域とのコミュニケーション活動 など
以上の中から参加者の希望に合わせたスケジュールでツアーを実施
▽宿泊
なんと移住体験ハウス(市内に3棟)など
▽費用
南砺市までの交通費、宿泊・飲食・体験料などは実費負担
◎シェアリングシティの認定について
世界的に浸透しつつあるシェアリングエコノミー。空き家や施設、自動車など様々な遊休資産をコミュニティで共有することで生まれる新たな経済を意味し、今後の経済発展を支え、これからのまちづくりを実現する仕組みとして注目を集めている。
11月8日(水)、(一社)シェアリングエコノミー協会開催のSHARE SUMMIT2017で南砺市がシェアリングシティ(全国で15自治体を認定)の一つに認定された。
これは、共助のまちづくりを目指して積極的にシェアサービスを導入し、地域課題や行政課題の解決に取り組んでいることが認められたもの。
【市が導入しているシェアリングサービス】
・ランサーズ「さすらいワーク」(移住・定住対策マンパワーのシェア)
・AirBnB(遊休地・遊休期間のスペースシェア)
◎多彩南砺ウィークの取り組みについて
伝統工芸の切り口から南砺の魅力を市内外に発信する国際北陸工芸サミット連携事業の多彩南砺ウィーク2017。10日(金)の「なんと女性起業塾」受講生による事業企画発表を皮切りに19日(日)まで市クリエイタープラザ「桜クリエ」で開催している。
関係者の協力を得ての、伝統産業のこれからを考えるパネルディスカッション、デザインセミナー、親子で楽しめるワークショップなどを開催したところ10〜12日の3日間で延べ658名が参加。「ものづくりを体験できて楽しかった」「こういう機会がないと足を運べなかった」などと好評を博している。
【今後のイベント】
・無料映画上映会「人生フルーツ」
18日(土) 午前10時〜、午後1時〜
19日(日) 午前10時〜、午後1時〜
・カフェトリアンでのアニメコラボメニューの提供
・伝統工芸品などの展示
(井波彫刻、五箇山和紙、川田ニット、西川産業、今井機業場ほか)
◎南砺市「イクボス宣言」事業所募集状況について
▽対象 市内の事業所(各種団体・企業など)
▽募集期間 7月1日〜10月31日(4カ月間)
▽募集結果 市内事業所13社(10月31日現在)※南砺市含む
【今後の予定】
南砺市合同イクボス宣言式の開催
▽日時 12月14日(木) 午後7時〜9時
▽場所 城端伝統芸能会館じょうはな座
▽内容
・市長と市内イクボス宣言事業所による合同イクボス宣言
・なんと!やさしい子育て応援企業 優良企業表彰式
・イクボス講演
講師 NPO法人ファザーリング・ジャパン代表 安藤 哲也 氏
◎コーポレートフェローシップ制度の活用による民間人材の受入について
民間人材のノウハウやネットワークを活用して地域課題を解決するため、昨年に引き続いて(一社)コード・フォー・ジャパンによる自治体へ民間ICT人材を派遣するコーポレートフェローシップ制度を活用し、本市研修生として民間企業から1名を受け入れる。
▽担当業務 応援市民制度におけるバーチャルコミュニティ形成支援
▽受入期間 平成29年11月〜平成30年1月
▽受入人材 江波 龍一 氏 富士通(株)
▽受入先 市長政策部地方創生推進課
派遣期間中は、1カ月に3回程度、南砺市に滞在し、職員や市民と連携しながら担当業務にあたる。地元市民団体のコード・フォー・ナントの協力を得て、市民や大学生らとワークショップも予定しており、制度の拡大継続に江波氏の知見が活用されることを期待している。
【江波さんコメント】
「南砺市への派遣を第一に志望したのは「応援市民」という制度に取り組まれていたから。短時間ですが自身のスキルを活かし全力で頑張ります」
《質疑応答》(抜粋)
Q1:市立2病院の超勤手当未払いの件について働き方改革も含めた今後の所感は?
A1:現場の看護師とも話をしたところ、事前申請が必要などの手続きやシステム的な問題に加えて自己研鑽のための研修にかかる時間の参入の可否などについて理解が徹底されていない部分もあった。個々だけの問題にせずチームとして取り組むよう指示した。適正な時間で業務が終えられる体制づくり、認識の統一、意識改革にも努めたい。
Q2:庁舎再編について今後の進め方、方向性を定める時期は?
A2:跡地利用とまちづくり、行政センターのあり方、市としての一体感醸成についてあらためて議論を尽くす場が必要であると考えており、多くの市民の議論への参画さらに賛同をいただきながら進めていきたい。
南砺で暮らしません課