金森監督と田中市長とのトークセッション
5月17日(木)、市クリエイタープラザ「桜クリエ」で多分野体験型セミナー「さくラボ」が開催されました。「さくラボ」は、桜クリエの「桜」と実験室などの意味の「ラボラトリー」との造語で、「自分を咲かす」をコンセプトとして、新しい知識や経験、人との交流などを通じて人が持つ可能性を広げ、結実させる場の創造を目指す本年度からの取り組み。
「さくラボ」は12月までの毎週木曜日開催の30回シリーズ
伝統産業は革新の歴史を持つ
映画制作を通じてものづくりの豊かさを表現
シリーズ企画の第1回目となる今回は、高岡市出身で地域の伝統産業をテーマに映画「デンサン」を制作された金森正晃監督を招き、『このまちのどこかで〜映画「デンサン」で地域を元気に〜』と題してトークイベントが行われました。開会に先立って、田中市長は「ものづくりのストーリーやデザインが持つ豊かさ発信することで人の繋がりを生み出し、次世代へ引き継ぐものづくりを見つめる場となることを期待したい」とあいさつ。続いて、金森監督は自身の職歴や映画「デンサン」の制作を通じて見つめた地域の伝統工芸や次代を担う子どもたちへの思いを映像を交えながら解説。「ものづくりは生活を豊かにしてみんなを笑顔にする魔法」とした上で、「伝統という言葉が持つ古いイメージを払拭し、革新を続けて受け継がれてきたものづくりの本質を表現することで地域に豊かさを還元したい」と語り、映画製作を通じて展開した台湾おける伝統工芸作品の昨今の現状や映画公開の展開、また、現地の大学での講演などの活動を紹介したほか、今後の地域を主題にした映画や舞台制作の取り組みなどへの思いを熱く語りました。
この後、金森監督と田中市長とのトークセッションが行われ、「100年後を見据えたものづくり」、「人と人が出会える場所づくりの大切さ」など、さまざまな視点からの発言が展開されたほか、金森監督は「地域の人たちが地域の題材をテーマに作り上げる舞台も制作したい」と今後の意気込みを語り、参加者の皆さんは熱心に聞き入っていました。また、トークセッション終了後には、参加者相互の交流会も開かれ、情報交換や意見交換などが活発に行なわれました。
「さくラボ」は人が集う場所づくりを目指して、12月まで毎週木曜日に桜クリエを会場に、様々なテーマに基づいて講師を招へいして全30回開催されます。各回セミナーの内容など詳細をホームページやフェイスブックでご確認いただき、興味のある方はぜひご参加ください。
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南砺で暮らしません課