寄贈ありがとうございました。
1月24日(木)、福野庁舎市長室で、棟方志功が福光へ疎開していた時代に描いた作品を福光美術館へ寄贈された棟方の孫で棟方研究家の石井頼子さんに、田中市長から感謝状と記念品が贈呈されました。
感謝状の贈呈
棟方に関する話題で歓談
行台子を収める箱の蓋の内側に描かれた作品
蓋の表
箱
寄贈されたのは茶道具の行台子をしまう箱のふた(外寸81.3×44.1×3.5cm)の裏側に描かれた菩薩図です。棟方が福光へ疎開していた昭和25年9月5日、棟方47歳の誕生日に描かれたものとみられ、東京の棟方家で蔵を整理した際に発見されたそうです。福光疎開時代の作品であることや、同じ時期に描かれた「鯉雨画斎」の天井板などの絵は退色が進んでいるので、比較して鑑賞し、描かれた当時の鮮やかさを想像して欲しいとの願いから福光美術館への寄贈を決められたそうです。
感謝状と記念品の贈呈の際、田中市長は「沢山の市民や、特に子ども達に見てもらいたいと思います。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べ、その後市長室で先日まで日本橋三越本店で開催され、今年の7月27日からは福光美術館で開催予定の「棟方志功の福光時代展」や、石井さんが保管している棟方に関する大量の資料のデータベース化の話題などで歓談されました。
寄贈いただいた作品は、福光美術館の常設展で現在展示中です。是非ご覧ください。
問い合わせ先 |
福光美術館 電話番号 0763-52-7576 |
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