発熱外来の外観
8月4日(火)、南砺市民病院は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、病院敷地内に発熱外来として使用するコンテナハウスを設置し、診療を始めました。またPCR検査装置も導入し、いち早く入院患者や職員などを検査する体制を整えました。
発熱外来内部
南砺市民病院に導入されたPCR検査装置など
南砺市民病院
発熱外来用のコンテナハウスは病院東側の南棟玄関前駐車場に設置されています。内部には診察用設備のほかに室内の空気が外に漏れない陰圧設備などが設けられ、安全に診療できる構造になっています。発熱などの症状がある患者が来院した場合、これまでも院内の診療室とは別の場所で問診や診察を行っていましたが、今後はこの発熱外来用施設を利用することで、もし新型コロナウイルスに感染した患者が受診されたとしても、ほかの受診患者への感染を防ぐことができます。
またPCR検査装置は院内クラスターを起こさないために、感染の疑いのある患者や職員などを早期に診断することを一番の目的として導入されました。南砺市民病院と南砺中央病院の入院患者、職員などを対象とし、調整が必要なため現在は試験的に測定を始めていますが、本格的な測定はお盆明けから実施されます。
南砺市民病院の清水幸裕院長は「これから新型コロナウイルスの感染が広がってきた場合、ウイルスを病院内に絶対に入れないことは難しいです。しかし、感染の可能性が高い方から少しでも早く検査することで院内クラスターの発生を防ぎ、病院を守りながら患者さんを守ることが、地域医療を守ることだと考えています」と仰っていました。
なお、コロナの感染が気になって、症状がないのにPCR検査を希望されてもすぐに検査を受けることはできません。必ず外来を受診して、医師が必要と判断した場合に検査することになります。
問い合わせ先 |
南砺市民病院 電話番号 0763-82-1475 |
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情報政策課