田中市長に受賞の喜びを報告

　9月8日(火)、「令和2年防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞した広瀬舘少年少女消防隊を代表して常本明良さん、冨澤心美さん、常本敬晃さん、湯浅華子さんの4名と関係者の皆さんが南砺市役所を訪問し、田中市長に受賞報告を行いました。

　同消防隊は大正10年に活動を始め、これまで100年近くに渡り、子どもたちが地区内の防火意識向上を図るために「火の用心」を呼びかけながら巡回する活動を続けています。現在は地区内の小学1〜6年生22名が所属し、毎月第2、第4土曜日の午前8時から、拍子木や鐘を鳴らしながら、保護者と一緒に巡回活動を行っています。昨年からは1人暮らしの高齢者宅を訪問活動する活動にも取り組んでいらっしゃいます。（現在はコロナ禍で活動休止中）

　隊を代表して小学6年生の常本明良さんと冨澤心美さんが「長い間活動を続けてこられたのは地区の皆さんの支えと励ましがあったおかげで、今回の受賞は地区の皆さんの誇りになると思います。これからはこの受賞を糧に100周年に向け、僕たちがこの伝統ある活動を守っていきます」と田中市長に向けて決意を述べました。田中市長は「市民全体の誇りです」と祝福の言葉を述ました。

　小学6年生の2人に活動について聞くと「小さい子をまとめるのが大変」「活動後にもらえるジュースがおいしい」と教えてくれました。昭和39年に消防長官表彰を受けた際、小学6年生だった隊OBの斉田清志さんは「私たちが活動していた頃と変わってきているところもあるが、現在も子どもたちが活動を続けてくれていることは本当に嬉しいです」と仰っていました。

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