南砺市介護サービス事業に係る経営戦略を策定しました。
人口減少・少子高齢化傾向が顕在化する中、サービス需要の変化や施設等
の老朽化に伴う改築更新が公営企業の大きな負担となっています。
本市においては、市域内人口の高齢化及び生産労働人口の減少が顕著とな
っており、介護サービス事業における需給バランスの調整等が今後の課題と
考えています。
今後とも、住民の皆さんが南砺の地で老後を安心して暮らしていくことが
できるような介護サービスを提供していくため、各事業の経営方針や投資計
画等をまとめた経営戦略を策定しました。
厳しい社会情勢の中にあっても、高齢者の自立を支援し、住民の健やかな
日常生活に貢献してまいりますので、引き続き皆様のご協力をお願いいたし
ます。
〇南砺市介護サービス事業について
南砺市の介護サービス事業は、以下の2事業から構成されています。
(1)訪問看護事業
本市が運営する訪問看護事業は、県内最大規模であり、365日対応を
実現しています。現在まで利用者数は年間600人前後と横ばいで推移し
てきましたが、令和4年度以降に団塊の世代に当たる年齢層が後期高
齢者(75歳以上)へ移行することから需要の増加が予見されます。
(2)デイサービス
経営戦略の対象とするデイサービスは、現在指定管理制度で運用し
ている平、上平、利賀及び井口デイサービスです。当該デイサービス
施設は、市民のセーフティネットの役割を果たしており、市にとって
も地域包括医療ケアを一体的に推進していく中で必要不可欠な施設と
位置付けています。
医療課