井波地域市政懇談会

　９月２９日（金）、井波総合文化センターで「井波地域市政懇談会」を開催しました。地域のみなさん１４３名が出席され、市政全般と井波地域が抱える課題について、溝口市長をはじめ市幹部と意見交換を行いました。

＜主な内容＞

Ｑ：市内の施設について、整理統合が視野に入っていると思われるが、どのような施設を統廃合するのか。保育園、図書館は？
Ａ：昨年、１４施設を整理したが、今年４つ増え現在４３４施設あります。そのうち、１４０施設を指定管理者に移行しました。学校などは別として、今後も指定管理者に移行したいと考えています。
　９月定例会で、保育園審議会の設置を決定しました。審議会の目的は保育園の統合ではなく、保育サービスの向上。保育園が大きくなれば、施設も立派になるし保健師を配置することも可能になると思われます。審議会での協議で、保育園を大きくしようという意見も出ると思われます。
　図書館について、旧４町の図書館は統合するつもりはありません。ただ、平・上平・利賀図書館については、平に統合する考えがあると聞いています。いずれにしろ、蔵書などネットワークを活用して購入部数を減らすなど、合理化を図っていく予定です。

Ｑ：年々人口が減る南砺市において、活性化のためには企業誘致が必要と考える。市としての対策は？
Ａ：企業誘致の重要性は認識し、今までも水面下でいろいろ動いてきたところです。１０月、市長が本部長を務める企業誘致対策本部を設置し、まずは情報収集から力を入れる予定です。みなさんからも耳寄りな情報を教えてください。

Ｑ：市民の安全安心に対する行政の関わりは？近年、外国の方が多く入っており治安が心配。子どもがターゲットとなる犯罪も多い。また、プールなどの施設や、クマの出没に対する安全対策はどうなっているのか。
Ａ：市民の安全安心を守ることは行政の基本的な仕事。ご協力いただいている消防団の方などには大変感謝しています。防犯協会、交通安全協会は、ようやく４月に一本化されました。子ども１１０番の家設置や、防災無線の見直し工事、耐震設備の無い学校への補強など、いろいろ対策を実施しているところです。なお、アスベストについては、今夏で全て除去しました。安全安心への対策は切りの無い話ですが、今後もできるだけ対処していきます。

　この井波地域を最後に、平成１８年度の市政懇談会は終了しました。参加していただいた市民のみなさん、貴重なご意見ありがとうございました。なお、内容を取りまとめたものは、広報紙・ホームページで公開します。