出席者代表
本年8月2日、富山県警察は、特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺被害を食い止めようと、「県民だまされんちゃ官民合同会議」を県警察本部で開きました。
会議には、行政や金融、小売などさまざまな業界の関係者70人が対策を共有しました。
富山県警察の木県警本部長は、「手口を変える詐欺犯に対し、被害防止策も常にアップデートさせることが重要」と話し、連携を訴えました。
各業界の代表者がそれぞれの取組みを紹介し、通信会社が人型ロボット「ペッパー」、鉄道会社は電車の中吊り広告をそれぞれ活用した啓発活動を進めているなどを説明しました。
南砺市は市町村を代表して、「電話録音装置の無料貸出し事業」、「出前講座」、「デジタルサイネージ」の3つの取組みを紹介しました。デジタルサイネージについては、市役所1階と楽蔵グリーンモール福光店内の2か所で見ることができます。
最後に、出席者が被害撲滅へ力を合わせる共同宣言を読み上げました。
県警によると、今年7月22日時点の県内の被害は、件数が277件、被害額は約10億5千万円となっており、昨年同期と比べ件数は101件、被害額は約4億8千万円多くなっているとのことです。
【富山県民だまされんちゃ共同宣言(一部)】
家族を思う愛情や人の優しさに言葉巧みにつけ込み、大切な財産を奪い取る特殊詐欺が急増し、県民に大きな被害と不安をもたらしています。
特殊詐欺の被害を防ぐため私たちは、「富山県民はだまされんちゃ」を合言葉に
●犯人からの電話やメッセージを遮断
●電話やメッセージを受けても看破
●だまされても周囲で阻止
を推進し、特殊詐欺を寄せ付けない環境づくりに努めなければなりません。
私たちは、それぞれの役割・立場から具体的に行動し、特殊詐欺被害の撲滅に向け、力を合わせて取り組むことをここに宣言します。
生活環境課