利用促進についての意見交換
5月24日(月曜日)、「城端線を考えるシンポジウム」が福野文化創造センターで開催。参加した沿線住民など約120名が、基調講演やパネルディスカッションなどを通して、城端線の在り方について意見交換しました。
基調講演の様子
川合会長のあいさつ
開会にあたり、川合声一呉西地区公共交通再生研究会会長は、「城端線の問題点について、忌憚の無い意見を伺いたい。また、一番利用している、現役高校生の話も聞いてみたい」とあいさつしました。
県職員の自主研究グループで、県交通政策研究グループの椙本敏規さんが、「地図から城端線が消える日」と題して基調講演を行いました。「沿線人口はほぼ横ばいであるが、この40年間に利用者が5分の1に落ち込んでいる」など、警鐘する一方、「悲観ばかりではなく、25人に1人が定期券利用することで収支の均衡がとれ、住民のささやかな協力で事態が打開できます」と呼びかけました。
また、パネルディスカッション「城端線の利用促進」では、安田賢治福光公民館長がコーディネーターを務め、山瀬悦朗市議、後藤清治パールトラベル元社長、岩崎弥一アルカスコーポレーション社長のパネリストと、福野高校、福光高校の生徒4名が意見交換しました。
その中で、パネリストからは「経済理論から社会理論に。儲からなくても、城端線を無くしてはいけない。氷見線も含め、沿線自治体が協力してほしい」と提言。また、高校生からは「雪でも運行するのは良い点、しかし、本数が少なく夏は蒸し暑い。学生にとっては欠かせない交通機関なので、本数を増やしてほしい」との意見もありました。
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南砺で暮らしません課