世界遺産相倉合掌造り集落の茅場で茅刈り作業が行われています
情報発信元:南砺で暮らしません課 0763-23-2037
最終更新日時 2014年10月24日 16時00分 ID 2-3-12145-13204
ボランティアも加わり集落保存の原点である屋根葺き材料の茅刈りを実施
山間に広がる茅場で黙々と作業が進められます |
色づき始めた木々に囲まれた茅場 |
秋晴れに映える相倉合掌造り集落 |
相倉合掌造り集落保存財団では、10月20日(月)から11月5日(水)頃までの日程で、相倉合掌造り集落保存の原点である、合掌造り家屋の屋根葺き材料の「茅」の茅刈り作業が行われています。茅は毎年、直径約60pの束にして6,000束ほどの量が刈り取られ、翌年以降の屋根の葺き替え作業に使用されます。茅刈り作業実施の期間中は、毎日10名余りの集落住民の方々が茅場に入り、作業に携わっています。
また、24日(金)と27日(月)には、株式会社クイック(大阪市)の従業員の皆さんが、28日(火)には南砺平高校1年生の皆さんが「茅刈りボランティア」として茅刈り作業に参加されます。株式会社クイックの茅刈りボランティアは同社の社員研修の一環として長年続けられており、集落保全に欠かせない茅刈り作業の体験を通して世界遺産を守る一翼を担っておられます。
茅刈りにおいては『カヤを一本でもムダにしない!』という格言があり、丁寧な仕事が、良い屋根につながり、集落の保存につながるとされています。茅場の奥では、急勾配の山肌に刈り取られた茅がビッシリと広げられています。作業に従事された皆さんの丁寧な仕事と、その大変さを物語る圧巻の光景。こうした集落住民の皆さんの地道で献身的な作業、そして、株式会社クイックや高校生ボランティアなど大勢の方々の参加協力により、世界遺産合掌造り集落が守られています。
問い合わせ先
名前 | 相倉合掌造り集落保存財団 |
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電話番号 | 0763-66-2123 |