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五箇山上平茅場が文化庁「ふるさと文化財の森」に設定されました

情報発信元:文化・世界遺産課 0763-23-2014 
最終更新日時 2015年3月25日 00時00分 ID 2-4-19-14080 

五箇山上平茅場が文化庁「ふるさと文化財の森」の設定地に


菅沼合掌造り集落と山腹に見える茅場別ウィンドウで開きます

菅沼集落の茅場で下草刈りを行うボランティア参加者別ウィンドウで開きます

平成27年屋根を葺き替えた重要文化財岩瀬家住宅別ウィンドウで開きます

 国宝や重要文化財などの文化財建造物を修理し、後世に伝えていくためには、木材や檜皮、茅、漆などの資材の確保と、これに関する技術者の育成が必要です。このため、文化庁では、文化財建造物の保存に必要な資材のモデル供給林及び研修林となる「ふるさと文化財の森」を設定しています。
 このたび、本市から「五箇山上平茅場」が茅(カリヤス)の供給林として新たに設定され、3月24日(火)文化庁長官室において、青柳正規文化庁長官から、茅場の所有者を代表して出席した市教育委員会豊川教育部長に設定書が交付されました。

 「五箇山上平茅場」は、世界文化遺産の菅沼合掌造り集落にある茅場など、上平地域に点在する茅場をまとめて設定しており、総面積は約3ヘクタールになります。茅場所有者や県西部森林組合の手によって維持管理されており、毎年秋には約5千束の茅が収穫され、主に菅沼集落の合掌造り家屋や、重要文化財岩瀬家住宅など上平地域に残る合掌造り家屋の屋根葺き材料として利用されています。

 今回の設定により、茅場の管理(下草刈り、病害虫・害獣対策、管理通路の整備、標識等の設置など)に要する経費に対して、国からの補助を受けることができるようになりました。この制度を有効に活用し、今後も茅場所有者や県西部森林組合らと連携・協力しながら、茅の安定確保、茅場の担い手の育成に向けた取り組みを継続し、貴重な地域資源である合掌造り家屋の保存継承を図っていきます。


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