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棟方志功「成熟」の地、南砺市で文化芸術のまちづくりを語る

情報発信元:南砺で暮らしません課 0763-23-2037 
最終更新日時 2016年9月11日 22時30分 ID 2-3-12145-16711 

福光地域で「棟方まつり」開幕 〜13日(火)まで


福光美術館で行われた記念講演別ウィンドウで開きます

対談は参加者の皆さんも加わり大盛り上がり別ウィンドウで開きます

講師は棟方志功さんの孫にあたる石井頼子さん別ウィンドウで開きます

 9月11日(日)、福光地域で南砺市棟方志功まちづくり連絡協議会(水口秀治会長)主催の「棟方まつり」が開幕。福光美術館では午後2時から志功さんの孫で棟方志功研究家の石井頼子さんを招いての記念講演と田中市長との対談が行われ、市内外から志功ファンら約110人が興味深い内容に耳を傾けました。

 「瞞着川板画巻−棟方志功の福光時代を再考する−」と題した石井頼子さんの記念公演では、昭和11年の「大和し美し版画巻」で知遇を得た民藝運動家の柳宋悦とのエピソードをはじめ、以降世に送り出した作品の作風や特徴、志功独特の「版画」を「板画」とし、作品一つ一つを「柵」と呼ぶ理由などを解説。また、昭和20年に福光へ疎開して以来6年8カ月を過ごす中で残した作品群とその筆致、作風の変遷について触れました。その中で「黒地に白線」や「白抜き文字」、女体を描く際の「黒い体」や「黒い体に細かい模様」など、以降の作品につながる特徴、文字の筆致、絵と文字のバランスに成熟が見受けられるとして「瞞着川板画巻」を富山時代の大切な作品と位置付け。石ア俊彦氏という優れた編集者かつ摺り師として職人気質で気力あふれる頼れるパートナーとも言える存在が近くにいた事が、富山時代の大きな伸び、成長を支えたと言及されました。

 続く「棟方志功と芸術文化のまちづくりについて」をテーマにした田中市長との対談では、「再来年に南砺市で開催する予定の棟方サミットを、『土徳』という精神風土に根差した南砺の魅力と『棟方志功を中心に据えた文化芸術のまちづくり』を全国に発信するキッカケにしたい」とする田中市長に対し、石井さんは「志功が福光で過ごした6年8カ月はとても充実していた。自然を含め生活の中に文化を育む風土が南砺にはある」とし、棟方志功を核とした南砺が誇る文化芸術の力、そこから生まれる文化的な連携に期待を寄せました。

 「棟方まつり」の開催は13日(火)まで。12日(月)午前10時からは棟方志功資料館で「紙芝居」、12、13日には地元観光ガイド「麻のれん」による「棟方徑道めぐり」、13日(火)午前10時からは棟方志功資料館での「愛染忌法要」、午後2時から光徳寺での「棟方志功りんどう忌」などが予定されています。福光ゆかりの世界的板画家棟方志功を顕彰する「棟方まつり」。この機会に是非その偉大な足跡に触れてみませんか。


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