福光美術館で緑の森のコンサート開催
「安野光雅 花の世界」展開催中の美術館に響き渡るバロックの調べ
ロビーで開催される緑の森のコンサート |
演奏者の繊細なタッチを2階から楽しむ |
アットホームな雰囲気で楽しむ音楽会 |
6月2日(土)、「安野光雅 花の世界」展開催中の福光美術館1階ロビーで緑の森のコンサートが開催され、県内外から大勢の来場者が訪れました。
福光美術館では、ロビーに隣接する中庭に広がる美しい緑の風景をバックに音楽を楽しんでもらおうと、企画展にあわせて「緑の森のコンサート」と題して音楽会を開催しています。
4月下旬から開会した企画展「安野光雅 花の世界」の会期中となるこの日は、「バロックの花束〜17世紀のフランス音楽を中心に〜」と題して、富山古楽アンサンブルの皆さんが出演。17世紀のバロック時代のフランスの作曲家などを取り上げ、15世紀以降のヨーロッパの宮廷音楽では欠かすことができない鍵盤楽器とされるチャンバロや外観がヴァイオリンと類似したヴィオラ・デ・ガンバ、バロックリコーダーから繰り広げられる繊細かつ荘厳な雰囲気に満ちあふれた演奏とともに、曲の合間には演奏曲目や作曲家、楽器などの歴史的な背景なども詳しく紹介しながらアットホームな雰囲気でコンサートは進行。バロック時代のフランスの作曲家F.クープラン作曲「神秘のバリケード」をはじめ全9曲を披露すると、美術館のロビーを埋め尽くした約100名の来場者の皆さんは、その繊細で可憐なバロック音楽の響きに大きな拍手を送っていました。
花が持つ可憐さを情感あふれる筆致で描く画家・安野光雅氏の作品81点を展示する「安野光雅 花の世界」展は、6月24日(日)まで福光美術館で開催中です。ぜひ、足をお運びいただき、淡く優しい色彩と細部まで描き込まれた情感あふれる安野光雅作品の世界をご堪能ください。
問い合わせ先
名前 | 福光美術館 |
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電話番号 | 0763-52-7576 |