桐の花香る越中の小京都に、6基の曳山が勢ぞろい!
会場 | [城端地域] |
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情緒あふれる庵唄の旋律、絢爛豪華な曳山の巡行
日中から大勢の見物客で賑わいました。 |
提灯山にお色直し |
180度回転する曳山の「引き返し」は圧巻です! |
5月5日(祝・水曜日)、初夏を思わせる陽気のもと、城端市街一円で「城端曳山祭」が行われ、庵屋台を先導に6町の絢爛豪華な曳山が巡行し、終日大勢の見物客でにぎわいました。
城端神明宮の春季祭礼「城端曳山祭」は、平成14年に国重要無形民俗文化財に指定され、6町の庵屋台と曳山が街中を巡行します。
午前9時に、御旅所(じょうはな座)から神輿、傘鉾行列が出発し、氏子町内を巡行、午後3時ごろには神明宮へ還御されます。
また、市街では南町、野下町による獅子舞の笛太鼓が響く中、城端別院善徳寺前に整列した各庵屋台と曳山は午前9時半から巡行を開始。一番山の東下町「東耀山(とうようやま)」を先頭に、出丸町「唐子山(からこやま)」、西下町「諫鼓山(かんこやま)」、東上町「鶴舞山(つるまいやま)」、大工町「千枚分銅山(せんまいぶんどうやま)」、西上町「竹田山(たけだやま)」、の順に重厚な車輪をきしませながらゆっくり進んでいく姿は、大勢の見物客を魅了しました。
親戚や知人を招いて庵屋台を待ち受ける「所望所」前は、大勢の観光客やカメラマンで賑わっていました。庵屋台は所望する家々に横付けされ、若連中が三味線、笛や太鼓の囃子にあわせ、江戸情緒豊かな庵唄を披露、哀愁漂う旋律に耳を傾けていました。
午後7時からは、屋台と曳山に提灯が付けられた提灯山となり、日中とは趣の異なった幻想的な姿を見せました。午後10時頃、城端庁舎前の通りでは6町の曳山が勢揃いし、勢いよく180度転回する「引き返し」が披露され、沿道を埋め尽くす大勢の見物客から拍手と歓声が上がりました。