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南砺市について

平成16年11月1日、8つの町村(城端町、平村、上平村、利賀村、井波町、井口村、福野町、福光町)が合併し、「南砺市」が誕生しました。

位置・地勢

本市は、富山県の南西部に位置し、北部は砺波市と小矢部市、東部は富山市、西部は石川県金沢市と白山市、南部は1,000メートルから1,800メートル級の山岳を経て岐阜県飛騨市や白川村と隣接しています。

 面積は668.64平方キロメートル(東西約26キロメートル、南北約39キロメートル)で、そのうち約8割が白山国立公園等を含む森林であるほか、岐阜県境に連なる山々に源を発して庄川や小矢部川の急流河川が北流するなど、豊かな自然に恵まれています。また、市北部の平野部では、水田地帯の中に美しい「散居村」の風景が広がり、独特の集落景観を形成しています。

 気候は、典型的な日本海側気候で、冬は寒く、降水・降雪量が多い地域です。中でも、城端、平、上平、利賀、福光の各地域は、特別豪雪地帯に指定されており、山間部では最大積雪深が3メートルを超えることもあります。また、平野部では春先の強風や台風、冬の雪、夏の暑い日差しを遮るため、散居村特有の「カイニョ」と呼ばれる屋敷林で家屋を守っています。

散居村の風景
散居村の風景

沿革・特性

この地域の歴史は古く、立野ヶ原台地から約3〜2万年前の旧石器時代を中心とする遺跡がたくさん発掘されています。大量の石器が出土しているほか、縄文時代の竪穴住居跡なども確認されています。奈良・平安時代には、小矢部川流域の平野部で荘園が発達し、高瀬遺跡では荘園の役所跡と思われる堀立柱の建物群がみつかっています。

 中世に、瑞泉寺が建立され、善徳寺が加賀から移ると、旧井波町や旧城端町は門前町として栄えました。また、近世に入ると旧福野町や旧福光町は市場町として発展していきました。

 平野部では、加賀藩の支配下で新田開発が進められ、また、五箇山地方では、日本の他の地域には見られない「合掌造り家屋」の集落が成立・発展するなど、独自の風土に根ざした、固有の文化を育んできました。

 そして、近代から現代にかけて、その時々の社会経済情勢の大きな流れに的確に対応しつつ、生活環境の充実や社会資本の整備等、地域特性を活かしたまちづくり、村づくりに取り組んできました。

 旧平村、旧上平村、旧利賀村、旧井口村は、明治の町村制施行により村域が形成されており、旧城端町、旧井波町、旧福野町、旧福光町は、さらに昭和の大合併を経て町域が形成されたという歴史的経緯があり、近年は道路網の整備や広域行政の推進により、一層、地域間の結びつきが強くなってきたことから、平成の大合併に至りました。

合掌造り家屋
合掌造り家屋

善徳寺
善徳寺

人口と世帯数

人口と世帯数

 平成22年国勢調査によると、本市の人口は54,724人、世帯数は16,930世帯、一世帯あたりの世帯人員は3.24人となっています。人口の減少傾向は依然として続いており、世帯数も平成17年国勢調査に比べて減少しています。(グラフ1)

 また、年齢三区分別人口をみると、年少人口(0〜14歳)、生産年齢人口(15〜64歳)は減少し、高齢者人口(65歳以上)は増加しており、少子高齢化が進行しています。(グラフ2)

グラフ1

グラフ2

 この結果からコーホート要因法により人口や世帯数の将来推計値を算出すると、人口は平成23年に53,970人、平成28年に50,143人となり、世帯数は平成23年に16,880世帯、平成28年に16,370世帯となりました。
 平成19年度に策定した現在の総合計画基本構想では、将来目標人口を56,000人、世帯数を18,050世帯としています。しかし、今回の推計値から南砺市総合計画の将来目標人口と世帯数の目標値を見直すこととしました。

  • 大学進学などによる離郷から地元就職を促す施策を進め、20歳代の人口を増やします。
  • 定住事業や医療・福祉サービスなどの充実を進めるとともに、住みやすさなどを積極的にアピールし、定住人口を増やします。
  • 子どもを産み育てやすい環境の充実、結婚活動の支援により、出生数の増加につなげます。
  • 市民の健康づくりや高齢者の生きがいづくりにより、高齢者層の長生きへつなげます。

 これらの取り組みにより定住人口、交流人口の維持、拡大に努めながら、平成28年での将来目標人口を52,000人、世帯数を16,800世帯、一世帯あたり世帯人員を3.10人/世帯と設定します。

※ 出典.国勢調査(各年度)
※ コーホート要因法(過去における実績人口(5歳階級別)の動静から「変化率」を求め、それに基づき将来人口を推計する手法)

産業

産業別就業人口の構成は、富山県全体と比較すると、第1次産業、第2次産業が高くなっていますが、近年は就業率が低下しており、第3次産業の就業者人口は、平成12年に第2次産業を逆転して以来、増加傾向にあります。

 市内の産業構造は、平野部と山間部で異なり、平野部はアルミニウム、橋梁・建築建材、工作機械等を中心とした製造業、山間部では建設業や観光産業などサービス業の就業割合が高くなっています。

 農業は、良質な米の産地であるほか、干柿、里芋、そば、赤かぶ、チューリップ球根などの特産品づくりに取り組んでおり、市場性の高い農畜産物の生産・安定供給と、地産地消を基本とした流通・販売体制の構築に努めています。林業は、木材価格の低迷と林業従事者の高齢化などから厳しい状況にありますが、緑資源幹線林道や森林基幹道の整備などによる経営基盤強化とグリーンツーリズムの推進に努めています。

 商工業は、各商工団体を支援するとともに、若手経営者の育成や中小企業支援、TMOが行う事業の支援を推進し、市内商店街の賑わい創出に努めています。また、国の伝統的工芸品に指定されている「井波彫刻」、「五箇山和紙」のほか、安土桃山時代から続く絹織物、そしてプロ野球選手が愛用する木製バットの製造といった地場産業の振興や、ブロードバンド環境を活用したアニメ制作や次世代ロボットの生産などの新産業創出、起業家支援にも力を入れています。

 また、世界遺産をはじめとする歴史・文化資源や、伝統工芸・特産品を活用した多彩な観光イベントが四季を通じて市内各地で開催されており、これらの資源を連携し、交流人口の拡大、雇用の創出に努めています。

産業別就業者人口・割合の推移

年度

平成2年

平成7年

平成12年

平成17年

(人)

(%)

(人)

(%)

(人)

(%)

(人)

(%)

南砺市

第1次産業

3,408

9.2

2,952

8.2

2,073

6.2

2,179

7.0

第2次産業

17,937

48.6

17,092

47.2

15,011

45.2

12,766

41.3

第3次産業

15,528

42.1

16,139

44.6

16,133

48.6

15,978

51.7

総数

36,873

100

36,183

100

33,217

100

30,923

100

富山県

第1次産業

39,215

6.6

34,734

5.6

23,515

3.9

24,576

4.3

第2次産業

242,293

40.8

244,989

39.8

229,675

38.5

201,001

35.0

第3次産業

311,872

52.6

335,098

54.5

343,204

57.5

348,942

60.7

総数

593,380

100

614,821

100

596,394

100

574,519

100

※総数には、分類不能の就業者数を含まない。
※出典.国勢調査(各年度)
※小数点第2位を四捨五入しているため、合計の値と内訳の計は必ずしも一致しない。

観光・イベント

平成7年にユネスコ世界遺産に登録された「五箇山の合掌造り集落」をはじめ、平家の落人の哀愁を奏でる「麦屋節」や、平安時代に成立した田楽が起源とされる「こきりこ」などの「五箇山民謡」、家並みが美しい「越中の小京都・城端」、板画家棟方志功の住居「愛染苑」と氏の作品が展示される「福光美術館」、そして瑞泉寺門前の古い町並みから木槌の音が響く「信仰と木彫りの里・井波」など、香り高い歴史・文化遺産に、年間を通じて多くの人々が訪れています。

深い雪に閉ざされていた大地に春の訪れが感じられる頃、福光地域では、神輿が桜並木を勇ましく巡行します。また、5月の連休には、夜を赤々と染める行燈が練り回る「福野夜高祭」や、絢爛豪華な曳山と江戸情緒あふれる庵唄が響く「城端曳山祭」が催されます。

夏には、世界の演劇人が集う「利賀SCOTサマー・シーズン」や、五穀豊穣を祈って行われる「福光ねつおくり七夕祭り」、スティールドラムの音色がまちに溢れるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド」が夏の夜を熱くします。

秋には、踊りの輪が広がる「むぎや祭」、「こきりこ祭り」が開催されるほか、愛好家の力作が揃う「南砺菊まつり」が、冬には、世界遺産のライトアップや巨大雪像と伝統の味「南砺利賀そば祭り」、多彩なコースが自慢の市内3スキー場など、雪を活かした多彩なイベント・レジャーが楽しめます。

そのほか、東海北陸自動車道のサービスエリアから利用できる「桜ヶ池クアガーデン」や、庄川・小矢部川水系の温泉施設、特産品を使った郷土料理など、四季を通じてもてなしの心で観光客をお迎えします。

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交通

本市は、富山市から約40キロメートル、石川県金沢市から約30キロメートルの距離にあり、国道156号、304号、471号を南北軸に、主要地方道等の整備が進められています。また、市内を運行するJR城端線は、市民や観光客の交通手段として利用されているほか、幹線を中心に路線バス・市営バスが運行されています。

高速交通網は、北陸自動車道のほか、平成20年7月に全線開通した東海北陸自動車道により、中京圏との時間・距離が大幅に短縮され、交流人口の更なる増加が見込まれています。また、富山・小松両空港まで約1時間でアクセス可能なことから、多彩な産業や観光の発展が期待されています。

また、市内全域を網羅するケーブルテレビ網を活用した情報通信ネットワークの充実に努め、物理的な距離を超えた行政サービスの展開をめざしています。

医療施設は、地域包括医療・ケア局を中心に2つの公立病院と4つの診療所及び訪問看護ステーションが連携し、山間部を含めた地域医療体制を確立するとともに、地域包括支援センターとも連携し、医療と介護サービスの提供の拡充に努めています。福祉施設は、各地域に保育園や児童館をはじめ、老人福祉センターやデイサービスセンター等が設置されているほか、在宅介護支援センターや特別養護老人ホームなどが設置されており、健やかでやすらぎのあるまちづくりに努めています。

また、市内に小学校9校、中学校8校、高等学校3校、養護学校1校の教育施設が設置されているほか、図書館や文化ホール、美術館を活用した文化事業の振興に努めています。


夜の五箇山

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