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最終更新日：2015年9月22日（火曜日） 15時30分
ID：2-3-12145-15026
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北海道美唄市の髙橋市長ら｢峰延獅子舞復活プロジェクト｣視察団が南砺市を訪問

峰延獅子舞のルーツを探り福野地域の森清や井波地域の北市を視察訪問

情報発信元：南砺で暮らしません課

森清獅子舞の衣裳で記念撮影(後列が峰延中生徒3名)

　9月22日(火･休)、北海道美唄市の髙橋幹夫市長､同市議会の小関勝教議長､同市教育委員会生涯学習課の高田課長と同市立峰延中学校の1･3年生の生徒3名からなる｢峰延獅子舞復活プロジェクト｣の視察団が南砺市を訪問しました。

2代前の祖である北市獅子舞を見学

北市神明宮前で記念撮影

森清公民館での交流座談会

北市神明宮での交流会

　美唄市峰延町に明治時代から伝わり昭和46年に市文化財に指定された｢峰延獅子舞｣。旧高瀬村字森清から峰延町に移住した宮浦喜太郎氏が厳しい開墾生活に潤いを持たせるために森清から道具を取り寄せ､地域住民に広めたことがその起源です。平成17年に保存会会員の高齢化や少子化により後継者が絶えて休眠状態になりましたが､昨年同町の夏まつりで30～40代の会員が中心となり獅子舞を再現。これを契機として｢峰延獅子舞復活プロジェクト｣が立ち上がり､後継者の育成やシンポジウムなどを計画･実施。このたび､峰延獅子舞のルーツの地である南砺市を訪問されました。
　午前中は､約40年間にわたって交流を続けてきた峰延獅子舞ルーツの地である森清地区と交流会を行い､座談会や獅子舞道具の見学､さらに獅子とり衣装の試着などをとおして峰延獅子舞のルーツについて交流を交えて学習。さらに､午後からは森清獅子舞の本家筋であり､峰延獅子舞から見ると2代前の祖先にあたる井波地域北市の獅子舞を間近で見学し､獅子頭を持つなどして地元に伝わる獅子舞のルーツに触れた訪問団の皆さん。今年の夏まつりで峰延獅子舞の獅子とりとして出演した古賀心くん(峰延中1)と前川琉樹くん(同1)､11月の獅子とりデビューに向けて視察に参加した中村颯太くん(同3)に感想を伺うと､｢笛や太鼓は同じだけど､北海道では使わない道具があった｣､｢同じように見えて違うところが結構あって面白い｣､｢練習すればもっと上手くできる､11月に向けて頑張ろうとおもった｣など目を輝かせて話してくれました。
　明治期から100年の歴史を誇る峰延獅子舞の復活に向けての意欲を高めるとともに､発祥の地である南砺市森清･北市両地区との交流を育み､有意義な時間を過ごされた視察団のみなさん､北市獅子舞も一度休止状態になりながら再度復活を遂げたとの話を聞かれ､改めて峰延獅子舞を再び盛り上げようと気持ちを新たにされていました。両市間の互いに切磋琢磨しあえる良好な関係の継続が望まれますね。

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