上百瀬発電所(仮称)建設工事起工式･安全祈願

　12月7日(月)、利賀地域上百瀬地内において｢上百瀬発電所(仮称)建設工事起工式･安全祈願｣が挙行され､石井県知事､横山県議会議長､田中市長､川辺市議会議長らをはじめ地域住民､国･県･市の関係者､工事関係者ら約80名が出席しました。

　｢環境･エネルギー先端県｣を目指す富山県では､平成26年4月に｢富山県再生可能エネルギービジョン｣を策定し､小水力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギー導入促進に取り組んでいます。高低差の多い地形メリットと､水力エネルギー利用可能量全国2位という豊富な水量を活かした小水力発電については従来から積極的に推進されており､このたび市内利賀地域上百瀬地内で､これまでに整備されてきた小水力発電所の中でも最大規模となる上百瀬発電所(仮称)の工事が着手されることになりました。
　起工式では､石井県知事が｢県では､小水力発電や太陽光発電など､環境負荷の少ない再生可能エネルギーの確保に取り組んでいます。演劇鑑賞で毎年訪れている上百瀬に整備され平成29年秋に運転開始予定のこの施設が､末永く住民の皆さんに信頼され､地域の活性化に寄与する施設となりますよう､力をあわせて努力して参りたい｣とあいさつし､続いて横山県議会議長と田中市長が祝辞。田中市長は｢エコビレッジ構想を推進する南砺市が望むべき､進むべき､むらづくり･まちづくりに直結する施設が整備されることは喜ばしく､今後も水資源や森林資源を最大限に活用したまちづくりを目指して参りたい｣とエコビレッジ構想推進への思いを述べるとともに､工事の安全を祈りました。

【上百瀬発電所(仮称)の諸元】
・利用河川　1級河川神通川水系 百瀬川
・最大使用水量　1.0㎥/s
・有効落差　81.5m
・最大出力　約640kW
・水車型式　横軸フランシス水力
・年間可能発電電力量　約340万kWh
　※一般家庭約950軒が1年間に使用する電力量に相当
・事業費　約13億5千万円
・運転開始予定　平成29年秋

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問い合わせ先	エコビレッジ推進課 電話番号　0763-23-2050

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