みんな一緒に記念撮影

　2月9日(火)、上平小学校の6年生児童15名と利賀小学校の5･6年生児童8名が安田陽子教諭(上平小)と中山真理教諭(利賀小)とともに福野庁舎を訪問。｢ふるさとを誇りに思い､未来を切り拓くなんとっ子｣の育成を目指す総合学習の時間の中で､五箇山の現状と課題について理解を深め､遠隔協働学習を通して両校で協力して考えた｢未来へ向けて､自分たちに出来ること｣について田中市長に提案しました。

　総務省の補助事業を受けてICTを活用した協働学習を実施している両校。総合学習の時間で､自分たちが暮らす世界遺産を有する五箇山地域の現状と課題を見つめ､互いに協力しながら取りまとめた6つの提案を田中市長の前で発表しました。南砺で暮らしません課が主に首都圏で行っている移住定住セミナーと平地域で実施の｢すまんまいけプロジェクト｣を連携させ､五箇山の学校教育環境の良さのアピールや､空き家バンクを充実させることで移住定住体制を強化する｢セミナー＋すまんまいけプロジェクト｣。五箇山の文化･食･温泉などの奥深い知識を学ぶことの出来る｢五箇山寺子屋｣。海外観光客や多様な観光ニーズに対応できる｢五箇山めぐりんタクシー｣。五箇山和紙の魅力をPRし収入源を確保するための｢和紙World｣。ブランド力アップを目指した｢南砺市産100％の茅葺屋根｣。観光客のマナーアップと景観保全を同時に目指す｢ごみ袋手渡し大作戦｣。積雪時や狭い道で分かりにくくなりがちな危険個所の注意喚起のためにキャラクター看板を設置する｢地域の道まも〜る隊｣などの充実した提案を行った児童たち､最後に田中市長に｢私たちはまだ12歳です。でもあと6年で参政権を得て自分たちの意見を市政に反映することが出来るようになります。その時は今日､自分たちが提案したことが生かされるよう精一杯五箇山を盛り上げたいと思います｣と宣言し提案を締めくくりました。
　提案発表を受けて田中市長は｢素晴らしい提案ありがとうございます。皆さんが真剣に考えてくれた提案はしっかりと受け止め市政に反映していきます。南砺で暮らすことの素晴らしさは皆さんの生き生きとした姿を見れば分かります。その素晴らしさを皆さんの口からもPRしていってください。総務省の補助を受けた遠隔協働学習事業が､課題を共有し考えるためのツールとして有効であり､今回のような成果を早速見せてもらえたことも嬉しい。今後も自分たちで出来ることは何かを考えてもらい､ともに幸せなまちづくりを進めていきましょう｣と笑顔で賛辞を贈りました。また､先ごろ行われたご当地怪獣総選挙で全国1位を獲得した｢デデレコデン｣を紹介し今後のPR方法を提案してほしいと逆提案しました。
　上平小学校､利賀小学校の皆さん､素晴らしい提案ありがとうございました！

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