現在の位置:トップ > お知らせ > じょうはな座を主会場に「第5回小水力発電アイデアコンテスト発表会」開催
情報発信元:南砺で暮らしません課
3月21日(月・祝)、じょうはな座を主会場として「第5回小水力発電アイデアコンテスト発表会」開催され、東海北陸で“ものづくり”を学ぶ高等専門学校の学生たちをはじめ、小水力発電に興味のある市民の皆さんなど約200名が参加。市内各地に設置された各校小水力発電装置の見学、プレゼン発表をとおして、そのアイデアを競い合いました。
東海北陸の豊田・岐阜・鈴鹿・鳥羽・富山・金沢・福井の各高等専門学校に所属する学生たちが、開催地での合宿や候補地の選別、地域住民や他校との交流を図りつつ、実際に地域の自然資源を活用した小水力発電装置の設計・製作・設置を行い、そのアイデアを競い合う小水力発電アイデアコンテスト。5回目の開催地に選ばれたのは、平成25年度から「エコビレッジ構想」に取り組む南砺市でした。
コンテストは、昨年6月の現地調査に始まり、小中規模の河川や農業用水路などの水資源が豊富な桜ヶ池周辺地域を中心に候補地を選定。各校において選定候補地の条件に合わせた発電装置が提案・設計・製作され、発表会にあわせて先週末から昨日にかけて市内7カ所に発電装置が設置されました。また、発電装置のアイデアはもちろん、その電力活用法についても若者らしい独創的な提案がなされ、参加者をうならせました。
午前中は市内7カ所に設置された各校の小水力発電装置を見学。取水地ごとに水量、流量、流速、落差などが異なり、現地の条件に合わせた様々な創意工夫が凝らされた発電装置は、どれも立派に稼働・発電し、見学者も感心しきり。午後からは、各校のプレゼンテーションが行われ、見学者が「地域住民賞」の投票を実施。さらに、学生たちによるパネルディスカッションでは、コンテストに出場した感想や、他校の発電装置の評価、製作過程での苦労話などの興味深い内容に大勢の参加者が耳を傾けました。
審査の結果、技術賞・アイデア賞・地域住民賞の三部門全てで豊田工業高等専門学校が1位を獲得し、見事に総合大賞の座を勝ち取りました。また、特別賞の南砺市長賞は、福井工業高等専門学校が受賞。こちらは、落差の無い用水路での発電のため、クロスフロー型の羽根車を縦方向に配置するなど、独創性の高い手法を用い、装置による発電でクマ除け及びクマ検知装置を稼働されるという地域ニーズを捉えたアイデアが評価されました。
各高等専門学校の学生の皆さん、現地調査に始まり、長期間の提案・設計・製作、それにかかる試行錯誤の連続、現地への設置・調整、大変お疲れ様でした。今回の経験で得た成果を次へのステップに活かし、立派なエンジニアとして羽ばたかれますよう、お祈りいたします。
【表彰概要】
〇技術賞
1位:豊田工業高等専門学校
2位:富山高等専門学校
3位:福井工業高等専門学校
〇アイデア賞
1位:豊田工業高等専門学校
2位:福井工業高等専門学校
3位:金沢工業高等専門学校
〇地域住民賞
1位:豊田工業高等専門学校
2位:福井工業高等専門学校
3位:鳥羽商船高等専門学校
◎総合大賞
豊田工業高等専門学校
◇南砺市長賞
福井工業高等専門学校
問い合わせ先 |
エコビレッジ推進課 電話番号 0763-23-2050 |
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