現在の位置:トップ > お知らせ > 映画「おやじの釜めしと編みかけのセーター」に込められた五箇山への思い
情報発信元:南砺で暮らしません課
五箇山でロケが行われている映画「おやじの釜めしと編みかけのセーター」。4月7日(木)には、映画に出演している俳優で元プロ野球選手の八名信夫さんが福野庁舎を訪れ、田中市長に撮影の様子などを交えながら映画制作に秘めた熱い思いを語られました。
この映画は、主役を務める八名信夫さんが五箇山出身の設定で、職を辞して故郷に戻った主人公が地元で釜めし屋を営む傍ら、離れ離れになった娘との再会を願う中で孫娘と出会うストーリー展開を通じて、人と人との関わりの大切さが描かれた作品で、五箇山合掌の里などを撮影地として制作が進められています。約20年程前に、テレビの旅番組の収録で五箇山の地を訪れた八名さんは、この映画製作にあたり、当時手にされた「ささら」の音や迎えてくれた五箇山の子供たちの優しさが心に残り、次回映画を撮るなら五箇山の地で撮りたいと考えられことから、今回の映画制作において温められてきた思いを五箇山の地で実現されたとのこと。これまで、今年の2月と今月の2度に渡り南砺市を訪れ、雪の五箇山で、昔ながらの婚礼や披露宴を執り行う場面や雪が降りしきる中での子供たちのシーンなどの撮影を行い、全体の約6割程度が五箇山での撮影シーンが占めている作品となる予定です。
八名さんは、「冬の厳しい生活の中での人と人との温かい交流を描いた人情味あふれる映画です。学生からお年寄りまで幅広く見ていただける作品になると思う」と、八名さんの人生観そのものが込められた作品であることを紹介されると、田中市長は、「今の現代社会に欠けているものや私たち自身が忘れかけている人とのつながりや絆の大切さをあらためて感じさせてくれる作品だと思います。日本人の心に受け継がれてきた大切なものがぎっしり詰まったこの映画の完成を楽しみにしています」と語られました。
五箇山のロケでは、こきりこ保存会の皆さんをはじめ、披露宴シーンのお料理作りやヘアメイクなど地元の皆さんの出演シーンも数多く盛り込まれているそうです。
この映画は、この後徳島や大阪でのロケを経て9月頃に完成予定。作品制作にあたってご協力いただいた五箇山の皆さんに感謝されるとともに、秋には全国公開したいと八名さんは意気込んでおられました。春の訪れとともに南砺市に寄せられた心温まる映画に込められた熱い思い。作品の完成と公開が待ち遠しいいですね。
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文化・世界遺産課 電話番号 0763-23-2014 FAX番号 0763-62-2112 |
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