朝原宣治氏

　5月26日(日)、井波総合文化センターで2019年度南砺市民大学講演会が開催され､北京オリンピック陸上競技男子4×100mリレー銀メダリストの朝原宣治さんが｢夢を追い続けること｣をテーマに講演を行いました。

　1972年に兵庫県で生まれた朝原さん。高校から陸上競技を始め、同志社大学時代の1993年に初めて100m10秒19の日本記録を樹立(その後２度更新)。オリンピック初出場の1996年アトランタオリンピックでは100mで日本にとって28年ぶりの準決勝進出。2008年北京オリンピックでは4×100mリレーで銀メダルを獲得。36歳で現役を引退され、現在は陸上競技クラブ「NOBY　T＆F CLUB」主宰者、一般社団法人アスリートネットワーク副理事として「スポーツを通じた健康力の高いまちづくり」活動を推進されています。

　朝原さんは講演で、オリンピックへ出場した経験やハンドボールで全国大会に出場した中学時代、陸上競技を始めた高校時代、当時お付き合いしていた奥野史子さん(現在は奥さん)がシンクロナイズドスイミングでバルセロナオリンピックに出場しメダルを獲得したことがオリンピックを目指すキッカケになったこと、ドイツやアメリカへの留学、怪我からの復帰など競技人生のターニングポイントの話を通して、自主性を持って競技に取り組むことや、コーチから与えられた練習プログラムをこなすだけではなく、どのような効果があるかといった「本質をつかむ」ことの重要性などについて話されていました。

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