現在の位置:トップ > お知らせ > 福野地域ORACCHA構想の具現化に向けて金融機関対象のヒアリングが行われました
情報発信元:政策推進課
福野地域ORACCHA構想の具現化に向けた事業計画案策定業務では、旧富山紡績工場跡地の利活用を具体的な内容にするため、4月から行っている若い世代を中心としたワークショップだけでなく、民間による整備が検討されている複合施設へのテナントとしての入居、並びに、事業者への融資の可能性を金融機関に対して確認する調査も行っています。
5月24日(火)に、福野地域に店舗を置く5つの金融機関にお集まりいただき、ヒアリングが行われました。
ヒアリングした内容は次のとおりです。
(1)福野地域のまちづくりへの関わる可能性があるかどうか、及び、もし「ある」とすれば今後関われそうなことはどんなことか。
(2)現在福野地域に貢献していることはどんなことか、及び、今後貢献できそうなことはどんなことか。
各金融機関からは、次のような意見がありました。
■A金融機関
(1)NPO法人対象であれば融資が可能。また、働く方々の生活向上のための相談には関われそう。
(2)当金融機関の会員は、砺波よりも、福野を中心に福光、城端のエリアに多いので、その利便性から福野を拠点として店舗を置いている。
■B金融機関
(1)これまでは、お金を集めて融資をすることが多かったが、様々なアドバイスが今後求められている。起業家が少なくなり、事業をするのに複雑な時代になってきた。そこをバックアップし、取り入れていけると良いと考える。
(2)なぜ砺波ばかりにいくのかが疑問。旧富山紡績工場跡地のエリアが変化したイメージが付けば、福野自体も変わってくるのではないか。福野も良いと思うが、砺波と何が違うのか?地元に役立つことであれば積極的に行いたい。福野の人は人情に厚いと感じている。
■C金融機関
(1)金融機関が、福野のまちなかにある「銀行四つ角」にある必要はないし、そこにある理由が変わってきた。今後は、利便性、異業種との差別化、相談業務、フリースペースを活用する、といった金融機関の在り方が求められるだろう。
(2)どこでも、いつでも相談業務が可能なので交通の便・不便は関係ない。将来の人口流動では、南砺市は県内ワースト4位、砺波市は影響が少ない。砺波市に隣接する福野には潜在能力がある。魅力的なスポットとコラボ出来ると、ついでに来てもらえるという可能性がある。
■D金融機関
(1)お客様も情報を知っている状況で、地域に住む皆さんがこのまちをどういうまちにしたいのかが気になる。そこをお手伝いすることは可能である。
(2)金融機関が主体となってまちづくりに関わることは難しい。
■E金融機関
(1)地域の企業の影響が、商店にも反映されてきた。
(2)地元と密着した仕事をしているので、空き家の出現や事業の撤退を防ぐことで存在感を示したい。
今後も、個別と参集形式とを織り交ぜながらヒアリングを重ねていく予定です。
まずは、個別に、どの金融機関にテナントとして入ってもらえるのか、入るとしたらどんな場の構え方ができるのかをヒアリングし、エリアマネジメント的な銀行の役割について目標設定していく方向です。
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