南砺市観光ガイド トップ / みどころ > 福野夜高祭(県指定文化財)

南砺市のみどころ


福野夜高祭(県指定文化財)

情報発信元:政策推進課 0763-23-2052 
最終更新日時 2020年4月10日 14時06分 ID 3-24-22277-1974
日時 2007年4月30日(月曜日)から2007年5月3日(木曜日)
会場 [福野地域]

皐月の夜を赤々と染める夜高祭


夜空を赤々と染める夜高行燈別ウィンドウで開きます

「ヨイヤサ!」のかけ声が響きわたります。別ウィンドウで開きます

3日の本祭り別ウィンドウで開きます

 毎年5月1日・2日に執り行われる福野夜高祭。350余年の伝統を誇るこの祭りは、県無形民族文化財に指定されています。

 砺波平野のほぼ中央に位置する福野は、慶安3(1650)年、加賀藩から町立てが許可され、以後、この地方の交易の中心として栄えました。にぎわう町に、人びとの心の拠り所として創建されたのが福野神明社です。慶安5(1652)年陰暦4月1日、数十日かけて伊勢神宮から御分霊を奉じて国境の倶利伽羅峠にさしかかったころ日が暮れてしまい、町の人々が手に手に行燈を持って迎えに出たことが「夜高祭」の起源と伝えられています。

 福野神明社の春祭りは、5月1日・2日の夜高祭が神迎えの宵祭り、3日が神輿と曳山の巡行する本祭りです。かつて、神は常に神社においでになるのではなく、祭りの時だけおいでになるものと考えられていました。これを迎える神迎えの行事が宵祭りで、夜高行燈の練り回しが行われ、赤々とともる行燈の灯とともに、夜高太鼓と若衆の「ヨイヤサ!ヨイヤサ!」という勇ましい掛け声が春の夜空に響き渡ります。
 2日は呼び物の引合い(ケンカ)が行われます。神明社の神様は喧嘩が大好きな女神であり、引き合いが激しいほどお悦びになると言い伝えられており、上町通りで上り行燈と下り行燈がすれ違う瞬間に始まります。昔はローソクでしたので、灯が燃え移ったりしたこともありました。全部の町内が練り終わると、締めくくり「しゃんしゃん」の儀が行われます。各町裁許が銀行四つ角に集まり、無事終えたことの報告と引継ぎの儀式で、手締め(しゃんしゃん)が行われます。
 神迎えを終えた5月3日は本祭りが行われます。4町(上町、新町、浦町、横町)の曳山が、紋付・袴姿の裁許に先導され神明社に参詣します。また、午後からは庁内をみこしが巡幸し、氏子が清めの塩をまいて行列をお迎えします。

350年余の歴史と伝統を守り伝える勇壮・優美な夜高行燈・・・。今年も、皐月の夜空を赤々と灯します。

 4月30日には、JR福野駅前で前夜祭が行われ、文久の大行灯の練り回しなどが行われます。みなさん、暖かい服装でお越しください。


問い合わせ先


名前 福野観光協会
電話番号 0763-22-8700

関連リンク


情報発信元


政策推進課

電話番号 0763-23-2052
ファックス番号 0763-52-6338


▲ページの先頭へ戻る