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菊 愛育者の手作業 column vol.2

情報発信元:福野市民センター 0763-22-1100 
最終更新日時 2019年7月30日 10時50分 ID 3-9-318-21319
日時 2019年11月3日(日曜日)から2019年11月10日(日曜日)


5号鉢で根が張った菊鉢別ウィンドウで開きます

誘引作業風景別ウィンドウで開きます

定植鉢に移植された三本仕立の菊鉢別ウィンドウで開きます

 梅雨開け間近の7月中旬、鍛冶さんの菊ハウスを再び訪れました。7月に入りハウスの気温は36度と蒸し暑い中でも、菊栽培者は多忙を極めていました。前回に引き続き、菊栽培歴45年の鍛冶さんにお話を伺いました。第2回目のテーマは「誘引」です。

誘引(整枝)とは
 三本仕立ての盆養菊(観賞菊)を育成するためには、支柱の方向へ三枝の整枝をしなければなりません。その時の三枝の曲げ伸ばし作業のことを「誘引」と言うそうです。
 前回5号鉢に鉢上げされていた菊は、9号の定植鉢に移植され3本の支柱が立てられた状態で並んでいました。どのようにしたら三枝を折れないように曲げ伸ばしできるのでしょうか。誘引(整枝)の仕方について詳しく鍛冶さんに伺いました。

ビニール紐とアルミニウム線を使って枝を曲げ伸ばし固定していく
 三枝の誘引の適期は、5号鉢で三枝が約15cmに生長した頃だそうです。ポイントは誘引する前日から水を与えず、日中しおれ気味の時に三枝の裏側に2.5mm太さのアルミニウム線をあてがって、ビニール紐でラセン状に巻き、三枝の分岐点のところは割けないようにするため、ビニール紐で8の字を描くように結束しておくそうです。それから三枝の曲げ伸ばしをすると折れることなく安全に誘引作業ができると言われました。三枝の細い鉢は、誘引フックを使って三枝の裏側にあてがったアルミニウム線に留めて誘引されていました。

 誘引を終えた鉢から順に、9号定植鉢に移植し支柱を立てていき、ビニール紐を外していくそうです。既にビニール紐が外された菊鉢は70鉢もあり、菊ハウス内には定植鉢に移植前の菊鉢がまだ沢山ありました。暑い菊ハウス内での誘引と定植等の作業は続けられていくようです。


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