五箇山合掌の里で「五箇山合掌造り集落世界遺産登録20周年記念式典・祝賀会」開催
世界遺産合掌造り集落の魅力、価値そして心を次世代につないでいくため決意新た
五箇山合掌造り集落世界遺産登録20周年記念式典 |
サーブルドール騎士団の皆さんと記念撮影 |
勇壮な獅子舞で開幕 |
10月30日(金)、五箇山合掌の里で「五箇山合掌造り集落世界遺産登録20周年記念式典・祝賀会」が開催され、石井隆一富山県知事をはじめ、田中市長、松浦晃一郎前ユネスコ事務局長、ユネスコの諮問機関イコモスのアルフレッド・ルイス・コンティ副会長、成原茂白川村長、さらに多数のご来賓、地域住民の皆さんが参加し、記念すべき20周年を祝うとともに、五箇山、南砺、富山そして世界の宝であり、誇りでもある合掌造り集落を次世代につないでいくための決意を新たにしました。
記念式典に先立ち、五箇山獅子舞保存会が勇壮な獅子舞を披露。主催者を代表して石井富山県知事が「この20周年という節目が、五箇山合掌造り集落の魅力を継承し、次の世代につないでいくための好機となることを期待します」とあいさつ。続いて田中市長が「世界遺産五箇山合掌造り集落の価値を、そして心をつないでいくことが重要。日本の伝統文化、そして誇りとしてその魅力を発信して引き継いでいきたい」と力強く意気込みを語りました。また、柴田巧参議院議員、松浦晃一郎前ユネスコ事務局長からの祝辞に続いて、菅沼合掌造り集落保存顕彰会の中島慎一会長が住民代表挨拶を述べた後、越中五箇山麦屋節保存会による五箇山の祝いの席には欠かせない長麦屋節を披露。お祝いムードが高まる中、ステージ上では鏡開きが行われ、来場者全員で乾杯。記念すべき節目を祝い、その喜びを分かち合いました。
また、この日のためにフランスシャンパーニュにまつわる食文化・伝統の保護振興を目的としてサーベルを用いてシャンペンを開栓する「サブラージュ」の親睦団体として設立されたサーブルドール騎士団の日本支部の皆さんがお祝いに駆け付け、見事なサブラージュを披露。見事なサーベルさばきで開栓されたシャンパンを振る舞い、記念式典に華を沿えてくださいました。
さらに、五箇山合掌の里内の羽馬家に会場を移して行われた祝賀会では、五箇山の贅を尽くした祝い膳に舌鼓を打ちながら、伝統の五箇山民謡を鑑賞。大盃で酒をまわし飲む「大盃の儀」も行われ、世界遺産登録20周年の節目を盛大に祝いました。
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