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南砺市と富山国際大学・富山短期大学との連携協定締結記念フォーラム

情報発信元:南砺で暮らしません課 0763-23-2037 
最終更新日時 2016年3月6日 18時00分 ID 2-3-12145-15873 

いのくち椿館で富山国際大・富山短期大の取組紹介と南砺市における課題を探る


富山国際大学・富山短期大学との連携協定締結記念フォーラム別ウィンドウで開きます

地域資源の活用についての取組を紹介別ウィンドウで開きます

田中市長が語る今後の展望別ウィンドウで開きます

 3月6日(日)、井口カイニョと椿の森公園「いのくち椿館」で「南砺市と富山国際大学・富山短期大学との連携協定締結記念フォーラム」が開催され、地元住民、大学、行政関係者など約100名が参加。市内において様々な分野で研究調査等を進めている4名の教授による取組の紹介と田中市長による「南砺市が抱える課題と富山国際大学・富山短期大学に期待すること」と題した市の展望などに耳を傾けました。

 富山国際大・富山短期大の学生やOBで構成される吹奏楽団による「星と月」をテーマにした楽曲披露のオープニングセレモニーに続いて、富山国際大学・富山短期大学の中島恭一学長が開会の挨拶とともに大学の概要を説明。さらに市内で活発な調査研究を進められてきた4名の教授がそれぞれの取組について紹介されました。

1.限界集落が教える確かな学び
 富山国際大学子ども育成学部 水上義行教授
 教員採用試験を志す学生を7年間にわたり利賀地域に送り、教育実習をはじめ、祭りで食文化など現地でのフィールドワークを通して様々な年代の地域住民と交流。双方向での良好な支援協力関係を築くとともに、今後は支援から利賀地域のために何か提案していく段階へのステップアップを目指す。

2.地域資源を活用した持続性ある地域づくりへの取組
 富山国際大学現代社会学部 上坂博享教授
 水利権問題が発生しない普通河川での小水力発電の取組として2016年11月完成予定の平地域小瀬谷小水力発電所設置の経緯等を説明。南砺市は未利用地域資源の宝庫であるとし、食・エネルギー・労働が地産地消できる多世代混合の持続可能な共生社会のモデルとなる「エコビレッジ住宅ゾーン」の形成についてエコビレッジ推進課とともに取り組む。

3.次世代に伝え継ぎたい、南砺市の食事と伝承への取組
 富山短期大学植物栄養学科 深井康子教授
 平成30年発行予定の「日本の食事 富山の家庭料理(仮)」の刊行にあたり、豊かな食の恵みを活かした「和食」、地域に伝わる伝統的な家庭料理とその優れた食文化などの継承について研究。「作って、味わえて、伝えられる講習会」の開催を通して、地域の食や健康づくりを進めていきたい。

4.ボランティアポイント制度の捉え方
 富山短期大学福祉学科 関好博教授
 ボランティア活動の参加者に謝金ではなく「お礼」としてポイントを付与する制度について紹介し、ボランティアの多様な活動形態の誘因としてポイント制度の有用性を指摘。高齢者同士や地域での見守り態勢の構築、社会参加の促進と介護予防などの効果も期待できるとし、地域おこしに有効なツールとして活用されることに期待を寄せる

 大学の取組紹介に続いて田中市長が「南砺市が抱える課題と富山国際大学・富山短期大学に期待すること」について講話。全国平均より20年早く進む高齢化を挙げ、「高齢化に関して言えば先進地であり最先端でもある」とし、今後の世界モデルとなる可能性を指摘。また「優れた自然・歴史・文化・食・人があり、山里川海の大きなつながりを実感できる一流の田舎でもある」と訴え、各大学の市内における取組を評価するとともに、「(自然資源や伝統文化など)可能性が沢山ある南砺市という絶好の教育現場で様々な課題の研究に取り組みながら一流の田舎を楽しんでほしい。その中から、全ての人がみんな元気でワクワクできるようなまちづくりのヒントを見つけてもらいたい」と述べ、大きな期待を寄せました。


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名前 生涯学習スポーツ課
電話番号 0763-23-2013

情報発信元


南砺で暮らしません課

電話番号 0763-23-2037
ファックス番号 0763-52-3680

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