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合掌集落の国史跡指定50周年、世界遺産登録25周年を記念するフォーラム開催

情報発信元:情報政策課 0763-23-2002 
最終更新日時 2020年12月7日 14時30分 ID 2-24-22274-23113 
会場   [平地域|上平地域]

合掌集落継承の決意新たに


オープニングを飾った獅子舞(五ケ山獅子舞保存会)別ウィンドウで開きます

オープニングを飾った獅子舞(相倉市獅子舞保存会)別ウィンドウで開きます

宮口早大名誉教授による記念講演別ウィンドウで開きます

 五箇山地域の相倉・菅沼両合掌造り集落の国史跡指定50周年、世界遺産登録25周年を記念するフォーラムが12月5日(土)、平若者センター春光荘で開催されました。記念講演やパネルディスカッションなどが行われ、両集落の皆さんや関係者が合掌集落の保存継承への気持ちを新たにしました。

 「五箇山の特異な歩みとその価値」と題して記念の講演をした南砺市政策参与の宮口侗廸早稲田大学名誉教授は、五箇山地域と加賀藩との関係や明治以降に大きな変化をもたらした電源や水田の開発などについて解説。「五箇山は不思議な場所。国内の秘境と呼ばれるところのなかで、これほど金沢のような都市に近いところはない。その特異性から大きな歴史の転換期に対して、大きく変化して対応してきた歴史がある。良い形での今後の発展に期待しています」と仰っていました。

 パネルディスカッションでは和歌山大学の永瀬節治准教授がコーディネーターを務め、相倉集落の山ア博司区長、相田慶一さん、菅沼集落の中島慎一区長、荒井崇浩さん、南砺平高等学校五箇山ガイド研究会の上口駿軽渓部長(南砺平高3年)、文化庁の山下信一郎主任文化財調査官が討論に参加。相田さんは「移住当初は夜も眠れないくらい緊張したが、集落の方からかけてもらった何気ない一言がすごくうれしかった」と話し、現在進む移住者募集の計画を紹介。中島区長は「空き家のない菅沼では、集落を出た人がUターンしやすい環境づくりが重要」と強調されていました。

 新型コロナ感染症の感染拡大防止のため、事前収録映像が披露された両集落の子どもたち20名による「未来への宣言」では、代表の中田颯さん(上平小6年)と相田笑那さん(平中1年)が登壇して集落でかなえたい将来の夢を語りました。

 両集落の勇壮な獅子舞がオープニングを飾り、南砺平高等学校の五箇山ガイド研究会の活動発表や国指定史跡保存活用計画の説明、五箇山地域の歴史を振り返る懐かしい映像放映なども行われ、最後に両集落を代表して相倉の山崎区長があいさつし、「今日を出発点に保存継承へ努力していきます」と締めくくりました。


問い合わせ先


名前 文化・世界遺産課
電話番号 0763-23-2014

[くらしの分類]

文化・芸術平地域上平地域歴史・名所

情報発信元


情報政策課

電話番号 0763-23-2002
ファックス番号 0763-52-6339

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