ウイスキー樽の熟成庫が井波に完成
情報発信元:情報政策課 0763-23-2002
最終更新日時 2022年5月27日 17時00分 ID 2-24-22274-25020
会場 | [井波地域] |
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完成した熟成庫 |
関係者約40人が見学 |
試飲コーナーも設置 |
27日(金)、4月に完成した国産ウイスキー樽の井波熟成庫の内覧会が開かれ、工事関係者ら約40人が見学を行いました。
井波熟成庫は、若鶴酒造とシングルモルトウイスキー通信販売のモルトヤマが立ち上げたプロジェクト「T&T TOYAMA」が進めてきた国内初のボトラーズ事業で、蒸留所から原酒を購入し、熟成庫で熟成・瓶詰め・出荷までを行います。
最大5,000樽の貯蔵が可能で、地元産材を活用したCLT造(ひき板を各層で直交するように積層接着したパネル)となっており、高い断熱性と調湿性が特徴で、年間を通じて安定した温度と湿度を保つことができます。
今日までに、国内の6か所の蒸留所から600樽が搬入され、今後は11蒸留所からの搬入を計画しているとのこと。販売は、2025年以降を予定しています。
T&T TOYAMAの稲垣貴彦CEOと下野孔明COOは「井波は、気温が低く湿度が高いことがウイスキーの熟成環境に適している。温度管理が良いと、ゆっくりと樽の成分を引き出すことができ、美味しいウイスキーになる。完成まで長い時間がかかるが、みなさまの期待にこたえていきたい」と抱負を述べられました。
熟成庫は、いなみ木彫りの里や井波彫刻総合会館などの観光施設に近接し、見学などの受け入れも予定されていることから、今後は地域振興へのつながりも期待されます。