世界遺産フォーラム開催

金大学生サポーターと平高校生も参加

会場のリクエストで、平高校生の五箇山民謡も披露

　１０月８日(土)、世界遺産条例がユネスコに採択されて５０周年と日本の条約締結も３０周年であることを記念し、菅沼の合掌の里で「世界遺産フォーラム」が開催されました。

　午前中は、新田八朗富山県知事、岩槻邦夫氏（兵庫県人と自然の博物館名誉館長）、五十嵐敬喜氏（法政大学名誉教授）、西村幸夫氏（國學院大学教授）、黒田乃生氏（筑波大学教授）の５人による記念座談会を行われ、これからの世界遺産について意見交換を行いました。

　午後は、専門家の先生方による記念講演が行われた後、金沢大学の学生サポーター（応援市民）９人と南砺平高校の生徒８人を交えた意見交換会が行われました。

　意見交換会で、金沢大学の学生は「建物のとしての世界遺産だけでなく、そこに付随する精神まで継承している五箇山地域だからこそ、遺産を守っていける」「目に見える景色だけでなく、なぜここが世界遺産になったかという背景を知ることが大切」などと意見や感想を語ってくれました。
　また、南砺平高校の生徒は「地元の高校生として、もっと多くの方に世界遺産を知ってもらえるよう情報発信していきたい」「地元に住んでいて当たり前だと思っていたことが、これほど大切なものだと気が付かなかった」「高校卒業後も南砺市に戻ってきたい」などと教えてくれました。

　それぞれの立場から「世界の宝」である世界遺産が五箇山地域にある意義と、次世代へ繋いでいくこれからを考える貴重な1日となりました。

[くらしの分類]

文化・芸術， 平地域， 上平地域， 歴史・名所， 自然・景観

情報発信元

情報政策課