白川郷・五箇山を考えるシンポジウムを開催
来年、世界遺産15周年を迎え、シンポジウム開催
西村氏(左側)と政所氏(右側)の対談 |
講演を真剣に聞くみなさん |
村上忠兵衛氏の開会のあいさつ |
12月13日(日曜日)、世界遺産合掌街道実行委員会主催で、五箇山下梨「春光荘」で開催されました。白川村や南砺市の観光関係者ら約80名の方が参加し、これからの白川郷・五箇山地域のあり方などを考えました。
来年は、「世界遺産白川郷・五箇山の合掌造り集落」の登録15周年を迎えます。
飛越峡観光協会(五箇山観光協会・白川郷観光協会)も共催となり「白川郷・五箇山を考えるシンポジウム」が開催されました。
村上忠兵衛氏(世界遺産合掌街道実行委員長)の開会あいさつで「皆さんから知恵をいただき地域づくりの参考にしたい。」と述べました。
続いて、武田慎一県議会議員、中山繁實南砺市副市長、谷口尚白川村長が祝辞を述べられた後、シンポジウムに入りました。
講師に、西村幸夫氏(東京大学教授、日本ICOMOS国内委員会副委員長)と政所利子さん(まちづくりプランナー、YOKOSO!JAPAN大使)をお迎えし、今後、世界遺産をどのように保存をしていけばいいのか、地域づくりをどのように進めればいいのかを市民の皆さんと考えました。
西村氏は、各国の世界遺産の問題点を紹介しながら、白川郷・五箇山の世界遺産について、「人が住みながらの世界遺産になっている集落は、この地域だけ。世界に対し南砺市は責任を持たなければいけない。」と言われ、また「日本の代表集落としても守る責任がある。それが、アジアの集落保存のモデルとなり、世界のリーダーにもなって行く。結果的に、質の良い観光にも、必ずつながって行く。」と力強く述べられました。
政所氏は、「高齢者の住んでいる住居は、空き部屋が多い。この部屋をうまく利用できる仕組みを創れればよい。」と述べられ、また、この合掌街道沿いに、「気軽に立ち寄れる「ショットバー」があってもよい。空き部屋を改造し「五箇山豆腐」や「赤カブの漬物」をつまみに飲める所もあってよいのでは」とも述べられました。
またお二人共、「必ず、白川郷・五箇山地域の共通認識が必要だ」とも述べられました。
シンポジウム終了後、西村氏・政所氏を囲んで懇親会も開催しました。
問い合わせ先
名前 | 五箇山観光協会 |
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電話番号 | 0763-66-2468 |
ファックス番号 | 0763-66-2119 |