有機農業に取り組む田んぼにはどんな生きものがいるかな?

田んぼの畦道で帽子を被り網を持った5名の児童と保護者3名が田んぼの中や畦道で生き物を探している写真

捕まえた?

 昨夜までの大雨から一転。6月3日、快晴の中で、五箇山の皆葎地域で、有機農業に取り組む田んぼで「親子で体験!!田んぼの生きもの教室」を開催しました。

田んぼに入り生き物を探したり畦道から田んぼに網を向け探している児童達の写真

発見!

緑のボードの上に機械が乗せられぬいぐるみが乗ったアイガモロボが田んぼの中を進んでいってる様子を畦道で見学している親子達の写真

アイガモロボ導入

 南砺市では、耕作放棄地の発生防止や、若い新規就農者の受入れによる地域活性化を推進するため、付加価値の高い有機農業(化学肥料や農薬に頼らない農法)の促進に取り組み、令和4年度からは、五箇山の皆葎地域で、有機農業によるお米の栽培に取り組んでいます。

 今回、こうした有機農業に取り組んでいる田んぼにおいて、生きものがどのように変化していくのかを調査するとともに、親子で、自然と触れ合い、環境について考える機会を醸成するため、「親子で体験!!田んぼの生きもの教室」を開催しました。

 教室の中では、まず実際に有機農業でお米の栽培を行っている地元の講師の方から、有機農業とは?なぜ有機農業に取り組んでいるのか?普段の維持管理作業の大変なこと等をお話しいただきました。

 それから、大変な除草作業を省力化するための「アイガモロボ」をみんなで田んぼに導入。水を濁らせながら自動で走るアイガモロボを見学しながら、草が生えにくくなる仕組みを勉強しました。

そして、いよいよ、田んぼの中に入って生きもの取りに挑戦。
 講師の富山市立科学博物館 岩田主任学芸員に解説・指導を受けながら、元気よく田んぼの中で生きものを捕まえていました。

 昨年は1種類しか確認されなかったカエルも3種類確認されたり等、昨年よりも多くの種類の生きものを確認。

 有機農業は、環境負荷の軽減が期待されています。1年間では、すぐに結果が出るものではありませんが、これからも有機農業に取り組む田んぼにおいて、生息する生きものがどのように変わっていくのか調査しながら、環境保全について考えるきっかけづくりに取り組んでいきます。

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