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1200年前から語りかけてくるもの
高瀬神社の南部に位置する高瀬遺跡一帯は、以前から須恵器（すえき）、土師器（はじき）などの土器類や銅銭の出土する地帯として知られていました。昭和45年（1970年）圃場整備工事中に柱跡が発見され、翌年より発掘調査を開始しました。
川や自然に囲まれた高瀬遺跡一帯を空から撮影した写真の拡大画像 (JPEG: 40.2KB)
調査の結果、柱根部の整然と並ぶ建物三棟を中心とした平安時代初期の荘園の役所の遺構が出土しました。昭和47年（1972年）古代荘園跡として、我が国初の国指定の史跡となりました。おそらくこの遺構は、当時この地方にあった東大寺領荘園の役所跡であろうと言われています。隣接した井波歴史民俗資料館では、数々の出土品の常設展示や特別展が行われています。また6月には、復元された水路に植えられた花菖蒲が咲き誇り、一層趣を添えてくれます
復元された水路に植えられた紫の花びらが綺麗な花菖蒲を撮影した写真の拡大画像 (JPEG: 38.9KB)
地図 （高瀬遺跡）
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