子どもの権利条約フォーラム2020in南砺プレイベント開催

天井が丸みを帯びている広い室内で、グループごとに分かれて席についている参加者達が、左側に設置された演台で話をしている男性講師の方の話を聞いている写真

知ろう学ぼう「子どもの権利条約」

 9月19日(土曜日)、福野文化創造センター「ヘリオス」で11月14、15日に開催される子どもの権利条約フォーラム2020in南砺のプレイベント、知ろう学ぼう「子どもの権利条約」が開催され、市内の小中学校の先生方や保育園の保育士さんをはじめ、教育や子育て支援に携わる方々約50名が参加。子どもの権利条約についての講演やワークショップを通して理解を深めました。

講師の明橋大二氏が演台でマイクを持ち話をしている写真

南砺市政策参与明橋大二氏による講演

グループに分かれた参加者達が机の上に広げられ、沢山の付箋が貼られた模造紙を見ながら話し合いを行っている様子の写真

盛り上がったワークショップ

 プレイベントは、昨年8月に南砺市の政策参与に就任された心療内科医の明橋大二先生による「子どもにやさしいまちづくり」と題した講演からスタート。政策参与委嘱時に市長から受けた「『子どもが育ちたいまち』を作りたい」という宿題に対して、南砺市で子どもの権利条例を策定することを提案したことを紹介。「子どもが育ちたいまち」は「子育てしやすいまち」であり「子どもにやさしいまち」でもあるとし、「子どもにやさしいまち」はSDGsが目指す持続可能な社会と等しく、子どもの権利条約や国連・ユニセフの願いに通じる大切な考え方だと説明しました。
 また、心療内科医や様々な子どもに関わる活動を通じて、不登校や心身症、非行、虐待という諸問題の背景として、子どもの自己肯定感の低さが共通の根源だと指摘。自己肯定感を育む子育ての必要性に触れ、子どもを権利の主体として捉える子どもの権利条約の考え方を説き、コロナ禍における子どもや保護者のストレス事例等も交えながら、子どもにとってやさしい世界は大人にとってもやさしい世界であり、その手がかりとなるのが子どもの権利条約だとし11月のフォーラムで壇上に立つ尾木直樹氏の基調講演「子どもの権利条約を羅針盤に」との演題を紹介。フォーラムを契機に子どもも大人も幸せに暮らせる南砺市を作っていきましょう!と呼びかけました。
 講演に続いて行われたワークショップでは、参加者がグループ別に、子どものときに嬉しかったこと、されて嫌だったことなどを付箋に書き出し、模造紙に類別して貼り出し、それぞれ子どもの権利条約が定める条文のどれに該当するかを討議するかたちで、条約の中身について理解を深めました。

 大いに盛り上がった子どもの権利条約フォーラム2020in南砺のプレイベント。第二回目は、来月10月3日(土曜日)に福野体育館での開催を予定しています。次回の対象者は、保護者とお子さんたち。子どもも大人も幸せに暮らせる南砺市を目指して、皆さんの参加をお待ちしております。

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