子どもの権利についてのワークショップを通して理解を深めました

子どもの権利条例策定員会ワーキンググループ合同会議
8月1日(日曜日)、福野文化創造センターで、第2回南砺市子どもの権利条例策定委員会ワーキンググループ合同会議が開催され、「人づくり部会」と「環境づくり部会」の委員の皆さんが、富山CAPさんによる「おとなワークショップ」をとおして、子どもの権利について理解を深めました。
参加者達がそれぞれ椅子に座り、前方の資料が貼られたホワイトボードの横に立っているオレンジ色のシャツを着た女性の話を聞いている様子の写真の拡大画像 (JPEG: 1.3MB)

とやまCAPさんによるワークショップ

熱心な意見交換が行われました
オレンジ色のシャツを着た女性が、「私は大切な人」「安心」「自信」「自由」の文字が貼られたホワイトボードを手で指しながら、参加者に向けて話をしている様子の写真の拡大画像 (JPEG: 606.5KB)
グループに分かれた参加者達が机の上の資料を見ながら話し合いをしている写真の拡大画像 (JPEG: 890.2KB)
ワークショップ中に示されたキーワード
- 子どもがイジメや性暴力、虐待などの暴力にあったとき、その解決や自分を守るために必要なのは、こどもの基本的な権利である「安心」「自信」「自由」が保障されていると感じられること
- 「NO」(イヤと言える)、「GO」(逃げる)、「TELL」(信頼できる大人に話す)ができる環境や関係性が大切
- 子どもにとって「信頼できる大人」であるためには、こどもの話を「聴くこと」
- 「聴く」とは、子どもの話を、否定せず、分析せず、助言せず、同情せずに、子どもたちの素直な気持ちに共感しながら、「一生懸命に耳を傾ける」こと
- 子どもの「怒りの仮面」の裏には、恐れや不安、絶望などの「傷つき体験」があること
- 自分の気持ちや意見を教えてくれた子どもに「話してくれてありがとう」と伝えること
- 子どもたちは、信頼できる友達や大人が、自分の気持ちに寄り添い、話を聴いて、悩みを共有してくれたら、「安心」と「自信」と「自由」を感じ、生まれながらに持っている力で様々な問題に立ち向かうことができる
- 子どもが「私は大切な人間」だと思えるように、「受容」「信頼」「尊重」「共感」「肯定」の心で、あるがままの子どもを受け容れること
- 「聴いてもらえて良かった」と思える体験が、子どもの人生を大きく変える
委員の皆さんは少人数グループに分かれて、ワークショップをとおして気づいたことや大切だと思ったことなどについて、意見を交換しました。今後は、条例づくりに向けて、南砺市の現状把握を共有し、望ましい未来像、その未来像を実現するためのアプローチの方法などを持ち寄り、より具体的な検討作業に取り組まれます。
この記事に関するお問い合わせ先
こども課
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電話番号:0763-23-2010
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