上平地域市政懇談会

　２７日（火）、ささら館で「上平地域市政懇談会」が開催され、地域の方など約１００名が出席。溝口市長をはじめとした市幹部と、地域のことや市政全般について語りあいました。

＜主な内容＞

Ｑ：少子化対策について、出産祝い金や子どもが多い家庭への補助、不妊治療など、市として子どもを育てやすい環境の整備は？
Ａ：少子化は、南砺市だけでなく国としての問題です。子どもを生んだ際の補助金だけで解決する問題ではなく、人生観・教育の問題だと考えます。若い方に、自分さえ楽しければという考えを改めてもらい、子どもを育てる喜びを教えなければならないと思います。
　子どもの多い世帯については、保育料の減免を行っており、不妊治療に対する助成も行っています。ただ、一時的な祝い金の支出が少子化対策になるとは思いません。
Ｑ：それだけでは少し生ぬるい。経済的な面で、抜本的な思い切った対策が必要なのでは？
Ａ：子どもを生む前提はまず”結婚”だと考えます。広域圏でもここ数年おみあい事業を行っていますが、なかなか成果が出ていません。何もしないわけではなく、これからも対策は考えさせていただきます。

Ｑ：市内で青年団があるのは五箇山地域のみ。若い方の活性化を図り、これからも住んでいきたいと思える市にするため頑張っていきたいが、そのためにも支援をお願いしたい。
Ａ：この地域で青年団が組織されているバイタリティーは大変評価したい。これからも応援させていただきます。

Ｑ：タカンボースキー場で、今年初めてバイスロンの西日本大会が開催されました。今後もバイスロン競技の開催を続けていきたいので、支援をお願いしたい。
Ａ：市内には５つのスキー場があり、競技人口も減る中、今後経営は厳しくなると思われます。自然淘汰されるスキー場も出てくると思いますが、上平地域はバイアスロンを全面に押し出し、競争に勝てるよう地域の方に頑張ってもらいたいと思います。なお、国や県単位で開催される大会の場合は、市も応援させていただきます。

など

＜市長閉会のあいさつ＞
　大変有意義なご意見ありがとうございます。地域のことだけでなく、市全体の大局的な見地にたった意見も出していただき感謝しています。
　財政状況も厳しく、軽々しくかっこいいことは言えませんが、できるだけみなさんが満足できるよう努力します。


※本日２８日（水）は、福野地域で市政懇談会が開催されます。日程・会場等については、関連リンクを参照してください。

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