現在の位置:トップ > お知らせ > 日本初のジャパニーズウイスキーボトラーズが南砺市に誕生します
情報発信元:情報政策課
共同記者会見を行った田中市長と下野代表、共同設立者の稲垣さん
6月9日(水)、シングルモルトウイスキー通販「モルトヤマ」を運営する株式会社とやま健康生きがいセンター(富山市)の下野孔明代表取締役と若鶴酒造株式会社(砺波市)でウイスキーを蒸留する三郎丸蒸留所のブレンダー・マネージャーの稲垣貴彦取締役が立ち上げたプロジェクト「T&T TOYAMA」と南砺市が共同記者会見を行い、井波地域の市有地をT&T TOYAMAを購入してウイスキー樽の熟成庫を建設し、日本初のジャパニーズウイスキーボトラーズ事業を始めることが発表されました。
「ボトラーズ」とは、蒸留所が熟成から販売までを行う「オフィシャルボトル」のウイスキーに対して、蒸留所から原酒を購入し、独自に熟成させて瓶詰めして出荷すること指します。日本国内でも世界的にもウイスキーのブームが続き、特に日本で作られた蒸留・熟成されたジャパニーズウイスキーの人気が高まるなかで、国内で蒸留所が増える一方、設立間もない蒸留所では販売にまで力をかけている余力がないことが多いことから、「日本のウイスキーの価値を高めていくためには日本にもボトラーズが必要である」との思いで同プロジェクトが始動。南砺市はウイスキーの熟成に必要な湿潤で自然豊かな環境に恵まれ、樽材に適した「ジャパニーズオーク」とも呼ばれるミズナラの木があること、木工の伝統を生かした樽製造の技術を持つ職人が井波地域にいることから、井波地域が熟成庫の建設地に選ばれました。
記者会見では、建設予定地や建設スケジュール、若鶴酒造の三郎丸蒸留所をはじめ、原酒を供給する6つのパートナー蒸留所などが発表され、ミズナラ材を使った樽の製造とアメリカから輸入したアメリカンホワイトオーク製のバーボン樽の加工を行っている井波地域山見地内の製樽工場も公開されました。T&T TOYAMAは、様々な樽を使用して個性豊かなウイスキーを熟成させ、樽単位で瓶詰めする「シングルカスク」と、アルコール度数の調整のために水を加えない「カスクストレングス」にこだわった付加価値の高いウイスキー作りを予定されています。
プロジェクト代表の下野さんと共同設立者の稲垣さんは「日本のウイスキーは世界的に注目を集めています。この環境で丁寧にウイスキーを熟成させ、ボトラーズにしかできない発信を行い、ウイスキーファンを増やしていきたいです」と仰っていました。
熟成庫の建設予定地がいなみ木彫りの里や井波彫刻総合会館などの観光施設に近接し、また試飲スペースが設けられ、見学なども受け入れ予定であることから、地域振興につながることが期待されます。
T&T TOYAMAは資金調達の一環として、クラウドファンディングに挑戦中です。はじめの目標金額の1千万円は達成されましたが、支援は6月30日まで受け付け中です。
問い合わせ先 |
商工企業立地課 電話番号 0763-23-2018 |
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