情報発信元:文化・世界遺産課
南砺市五箇山景観条例(平成28年3月18日、南砺市条例第4号)第17条に基づき令和4年8月16日に指定した眺望点(通称「五箇山の眺望点」)のうち、「篭渡」の眺望点についてご案内します。
眺望点の指定は、地域でのアンケート結果等から選定し、南砺市五箇山景観審議会の意見を踏まえて、今回5地点を指定しました。
【眺望の見どころ】
対岸の山肌に峠越えの旧道で結ばれた集落が点在し、世界遺産相倉集落も正面左奥に見えます。小野竹喬「夏の五箇山」(1919)はここからの風景を描いた作品。
旧道=旧五箇山街道峠道(南砺市指定史跡)は山を越えて城端に至ります。いくつかあり、明治20年から昭和初期まで相倉を通過するルートが良く使われましたが、昭和2年に美濃(八幡)へ至る道路(国道304号、156号の前身)が相倉を避けて設けられたため相倉は交通の要所から外れ、そのことが合掌造り家屋が多く残る一つの要因になったと考えられています。
【住所・アクセス・駐車利用・注意点など】
・南砺市篭渡字東畑1826付近
・篭渡集落を貫通する市道六郎原線脇の鐘撞堂(かねつきどう)の脇です
・近くのお寺(篭渡の念仏道場)の敷地に普通車3台ほど駐車可能です
・積雪時(12月頃〜4月頃)もアクセス可能ですが眺望点を示す看板は取り外しています
【南砺市五箇山景観条例について】
この条例は、世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の緩衝地帯である平地域・上平地域を対象に、そこに形成された自然環境と伝統文化が一体となった歴史的環境が放つ唯一無二の景観を守り育て、次の世代へと受け継ぐことを目的としています。一定規模以上の建築行為等に対する事前届出、五箇山景観資産指定、眺望点指定などがこの条例で制度化されました。
篭渡念仏道場の鐘撞堂付近
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