苗植えの極意を伝授する高瀬さん

　９月７日（水曜日）、福野小学校（碓井好彦校長）で「スプレー菊づくり教室」が開催され、５年生児童１２４人が、１１月の「南砺菊まつり」に展示される、菊づくりに挑戦しました。

　この取り組みは合併前から続く伝統行事で、３０年以上の歴史を誇ります。園芸植物園で作られた、南砺スプレーギク２６種類の中から「ピンク」「パープル」「イエロー」「レッド」の４色が選ばれ、講師は、南砺菊まつり実行委員会の高瀬英明理事と園芸植物園スタッフ４名が務めました。菊づくりに先立ち高瀬理事が「菊にも命があります。その尊さを考えながら取り組みましょう」と呼びかけ、苗植えの注意点を説明しました。
　クラス毎に苗が割り振られ菊づくりが始まると、ネーム入りの「マイ鉢」を手にした児童のみなさんが、軽石や培養土の詰め込み、苗植えに挑戦。馴れない作業に悪戦苦闘しながらも、講師の指示を仰ぎながら完成させていきました。木下透雅君に感想を聞いてみると「苗を取り出して、鉢に植えるところが楽しかったです！」と笑顔で答えてくれました。
　講師の高瀬さんは「苦労して植えた苗が、少しづつ大きくなっていく成長過程も楽しんでほしいですね」と述べ、子供たちのイキイキした様子に、目を細めていました。

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