麻しん(はしか)は、感染力が非常に強く、先進国でも 1,000 人に1人が死亡すると言われる注意が必要な感染症です。
[発生状況]
富山県内での感染は確認されていません(R8.4.21時点)が、国内の発生報告数は増加しており、本年1月より3月29日までの報告数は197例と2020年以降最多となっています。
海外での麻しん流行に伴い、国内でも海外で感染した方が帰国後に発症する事例が増加している一方で、海外渡航歴のない麻しん症例も報告されています。
[感染経路]
・麻しんの感染経路には、空気感染、飛沫感染及び接触感染があり、極めて感染力が強いことが知られています。
・麻しんの免疫が不十分な人が感染すると、高い確率で発症します。
・国内においても、イベント会場、飲食店、家庭等での二次感染に注意が必要です。
[症状]
・初期症状は、発熱や咳・鼻水などの風邪症状や、目の充血、関節痛など様々な症状が出ます。一旦、熱が下がった後、再び高熱が出ると同時に全身に発疹が出現し、4~5日高熱が続きます。
・肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。
・潜伏期は10~12日程度。合併症がない限り、7~10日程で回復します。
[予防と対策]
手洗いやマスクだけでは、麻しんを予防することはできません。
最も有効な予防法は、麻しん含有ワクチンの接種です。
・ワクチンは2回接種することが重要です。
・海外渡航を予定し接種が不十分な場合、2週間前までに接種することをご検討ください。
〇麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、「定期接種」として予防接種法で定められています。対象であるかどうか、下記の表にてご確認ください。対象であれば、できるだけ早めに受けるようにしましょう。
令和8年度 麻しん風しん定期接種の対象者
| 対 象 者 | 実施期間 | ||
| 1期 | 生後12月から生後24月に至るまでの間にある者 | 令和8年4月~ 令和9年3月 |
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| 2期 | 5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にある者 【令和2(2020)年4月2日~令和3(2021)年4月1日生まれ】 |
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| 特例 | 1期 | 令和6年度内に生後24月に達する、又は達した者であって、MRワクチンの偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかった者 【令和4(2022)年4月2日~令和5(2023)年4月1日生まれ】 |
令和8年4月~ 令和9年3月 |
| 2期 | 令和6年度における第2期の対象者(5歳以上7歳未満の者であって、小学校就学の始期に達する日の1年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの)であってMRワクチンの偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかった者 【平成30(2018)年4月2日~令和元(2019)年4月1日生まれ】 |
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| 5期 | 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性であって、令和6年度末までに抗体検査を実施した結果、風しんの抗体が不十分な方であってMRワクチンの偏在等が生じたことを理由にワクチンの接種ができなかった者 (令和7年度以降に抗体検査を実施した方は対象外) |
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〇任意接種を検討いただきたい方
・小さいお子さんや患者さんと接触する機会の多い方(保育園や学校職員、医療機関職員など)
・渡航者と接触する機会の多い方(空港職員、観光業スタッフなど)
〇感染すると重症化する危険性の高い方
・妊娠中の方(妊娠中はワクチン接種ができません。妊娠前の接種を検討ください)
・免疫不全のある方(主治医と相談し、ワクチン接種を検討ください。)
・乳幼児(肺炎や脳炎を起こすリスクがありますので、ご家族の接種歴をご確認ください。)
[麻しんを疑う症状がある場合の対応(感染拡大防止のお願い)]
風邪症状が出現する1日前から解熱後3日後程度の期間は、他人にうつす可能性があります。
・医療機関を受診する際には、あらかじめ電話で麻しんの可能性があることを伝え、医療機関の指示に従って受診してください。
・受診の際は、公共交通機関の利用を避けて、自家用車等で移動してください。
海外へ渡航される方へ
海外から帰国された方へ
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電話番号:0763-52-1767
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