南砺の間伐材を活用し、地域に豊かな循環を生み出す

緑の木々が生い茂る山々の前に立っている木質ペレット製造工場の外観写真

木質ペレット製造工場

市域の約8割を森林が占める南砺市。
平成30年10月、南砺市で初めての木質ペレット製造工場が誕生し、豊かな森林資源を利用した「なんとペレット」の製造が開始しました。

手のひらの上に置かれた南砺市産ペレットの写真

南砺生まれの「なんとペレット」

「なんとペレット」とは

「なんとペレット」は、森林の育成過程で発生する間伐材などの未利用材のみを原料とする、安心品質の木質ペレットです。接着剤などの添加物は一切使用していませんので、万が一、誤って口に含んでしまっても安心です。燃やして出た灰は、カリ肥料として畑や花壇等でご利用いただけます。

  • 品名:木質固形燃料(全木ペレット)
  • 内容量:1袋あたり10キログラム
  • 価格:660円(税込み)(注意)2025年3月現在
  • 原材料:南砺市産 杉 間伐材 等
  • 直径:6ミリメートル

「なんとペレット」の製造事業者

南砺森林資源利用協同組合は、平成28年に市内の素材生産事業者や製材業者、工務店等の地域関係者により設立しました。「なんとペレット」の他、薪の製造販売を行っています。

組合概要

  • 名称 南砺森林資源利用協同組合
  • 設立 平成28年8月
  • 所在地 南砺市上原字前島600番地
  • 電話番号 0763-62-2376
  • ファックス番号 0763-62-2378

「なんとペレット」の製造工程

「なんとペレット」の製造は、市内の山々から木を伐り出すことから始まります。工場に運び込まれた木材は細かく破砕され、最後は熱を加えて圧縮し、小さな円形状に固めます。詳細は下記リンクからご覧ください。

(補足:横浜国立大学生が取材制作したwebページ)

(注意)工場見学も受け付けています。詳しくは南砺森林資源利用協同組合までお問い合わせください。

「なんとペレット」の使い方

「なんとペレット」を使うことで、南砺の森は元気になり、さらには地域に資源と経済の豊かな循環が生まれます。ぜひ、南砺の間伐材を利用した「なんとペレット」をご利用ください。以下、木質ペレットを燃料として使う代表的な事例をご紹介します。

  • ペレットストーブ
    ゆらめく炎とやわらかい暖かさが手軽に楽しめる暖房器具です。様々な種類があり、ライフスタイルにあったものを選べます。本格的な煙突は必要なく、簡単な工事で排気筒を付ければ設置できるので、薪ストーブよりも手軽に導入できます。
  • ペレットグリル
    キャンプやバーベキューなどのアウトドアで利用できる調理器具です。いろいろな機種があり、焼き料理に限らず、ピザや蒸し料理など幅広い調理を楽しむことができます。収納や持ち運びも簡単で、非常時や災害時にも活躍します。
  • ペレットボイラー
    使用目的に応じて温水や温風、蒸気を取り出せる燃焼機器です。暖房や給湯、加温、冷房など様々な用途で利用でき、市内においても温浴施設や温水プール、病院などに導入されています。(公共施設の導入事例は下記リンクをご覧ください。)家庭用の小規模なペレットボイラーもあります。

(注意)南砺市では地域産木質ペレットの利用を推進するため、以下のとおり補助制度を設けています。詳細をご確認のうえ、ぜひ活用をご検討ください。

  • ペレットストーブ等設置事業補助金(補助率1/2、上限20万円)
  • ペレットボイラー等設置事業補助金(補助率1/2、上限300万円)
  • 木質ペレット燃料購入者支援補助金(補助単価1キログラムあたり6円、上限10万円)

「なんとペレット」の購入先

以下の事業所でお買い求めいただけます。

  • 南砺森林資源利用協同組合 (補足)配達サービスが便利です。
  • 道の駅井波(南砺市北川730)
  • 株式会社島田木材(南砺市山見1755)
  • 富山県西部森林組合もりもりハウス(砺波市頼成175)

この記事に関するお問い合わせ先

エコビレッジ推進課

住所:富山県南砺市荒木1550番地
電話番号:0763-23-2050
ファックス:0763-52-6338
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