11月10日にこれまでワークショップに参加されたメンバーに事業案を共有

文字が映されたスクリーンが投影された壁の前に立ち話をする男性の写真

事業案の説明

 この福野地域ORACCHA構想の具現化に向けた事業計画案策定業務では、庁舎統合に伴う旧富山紡績工場跡地の利活用を中心としたにぎわい創出を目指す「ORACCHAプロジェクト基本構想」を具体的な内容にするために、ワークショップやさまざまな意見交換、福野地域まちづくりアンケートなどが行われてきました。

壁に投影されたスクリーン画面を右手で指す女性と、パイプ椅子に座ってスクリーンを見ている参加者たちの写真

会場の様子

 11月10日に、これまでワークショップに参加されたメンバーに向けて、福野地域まちづくりアンケートの結果と、これまでの業務で得られた意見等を踏まえて立てられた事業案の共有がなされ、主に事業案について意見交換をしました。

福野地域まちづくりアンケートの結果

  • 381人から回答をいただいた。
  • 「災害時の対策」、「子供たちとの関わり」に関して、半数以上の方が課題感を持っていた。
  • 「非常時に助け合える地域コミュニティの醸成」や「防災に関する情報発信」が必要であるとの回答が多かった。
  • 「食生活に関する情報発信」については、30代が他世代に比べてその必要性を感じていた。

アンケートから気付いたこと

  • 防災や子どもたちとの関わりについて寄与できる事業の組み立ててはどうか。
  • ウォーキングのように、日々の中で無理のない運動機会を提供してはどうか。
  • 安心につながる、世代を超えたつながりが持てる機会を創出してはどうか。
  • 多世代で利用できる飲食の場を創出してはどうか。
  • スポーツをはじめ、多様な趣味や得意なことを持ち寄れる場を創出してはどうか。

事業案の内容

  • 「ふくのLoom」の「L」は機織りの意味。これまでのワークショップや福野地域まちづくりアンケートから「いつもの楽しいが、いつかの安心に」とのサブテーマが付いた。
  • 1期では商業棟、防災公園、温浴棟を、2期では飲食棟、民間賃貸住宅、宿泊施設をそれぞれ整備する方向で検討している。
  • 旧富山紡績工場跡地の範囲にとどまらず、福野地域や南砺市全体に広げていきたい。
  • 芝生や緑不要の声を聞いているが、そこは曲げずに緑を残している。公園を上手く組み合わせてエリアの価値を上げたい。また、使われていない公園も多いと思うので、例えば、それらを集約して町の真ん中に公園を作ってはどうかと考えている。
  • 引き続き、事業のブラッシュアップを進めていきたい。

 続いて、意見交換では、主に次の意見が出されました。

  • 旧富山紡績工場跡地が起点になって、その周辺がどんどんにぎわってくれば良い。
  • 旧富山紡績工場跡地の西側ゾーンとの関連が持たせられると、今までにない新たな交流が生まれるだろう。
  • 防災の概念が加わったことは良いと思うが、尖ったところがなくなったので残念。
  • アンケートは、10代・20代の回答が少なかった。中学生たちが大人になった時に利用していくことになるだろうから、この世代の声が反映されるような方法が取られると良い。
  • 今回共有された公園のデザインが今後も変わらないのであれば、公園部分が狭く見えたので、今後、思っていた公園と違うと言われかねない。
  • 官民連携の良さを生かすべき。魅力的な機能は多いが、少し尖がった部分を作って確実に集客につなげる方が良いだろう。
  • 可もなく不可もなく散りばめられているような感じで。これがあるからこの施設に来たいというずば抜けた機能があると良い。

 引き続き事業のブラッシュアップを進めていくほか、今後はオフィスや店舗など入居いただける方の募集や意見交換など事業化に向けた調査を行う予定です。

これまでのワークショップの模様はこちらからご覧ください。

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