勇壮な舞いと伝統の味に、今年も多くの方が訪れました。

　２月１９日（日）、こきりこ館（上梨地区）を会場に「五箇山こきりこ味まつり」が開催されました。

　１９回目を迎えた今年も、会場には郷土の味覚が勢ぞろい。地酒の蔵出し濁酒や手打ちそば、五箇山豆腐に岩魚の塩焼きなどが販売され、訪れた人たちは伝統の味を満喫しました。また、一昨年、ＮＨＫきょうの料理大賞を受賞した中本知花さん発案の「じんだコロッケ」を商工会婦人部の皆さんが販売。青大豆を使った郷土料理「じんだ」が親しみやすいコロッケになっているとあって、売り切れ御免の人気商品となっていました。

　ステージに目を移すと、越中五箇山民謡保存会・越中五箇山こきりこ唄保存会による「むぎや節」「といちんさ」「おさよ節」「五箇山追分節」「神楽舞」「こきりこ」が披露され、訪れた人たちは哀調を帯びた素朴な響きに酔いしれていました。日本玉すだれ協会の皆さんによる「南京玉すだれ」も披露され、会場は巧みな技と口上に湧き上がっていました。

　夫婦で訪れていた石井知事は、会場内に展示された「四季の五箇山フォトコンテスト入賞作品」を熱心にご鑑賞。五箇山の味と芸能を堪能され、地元住民との交流を深められました。